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オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)-i
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オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)-i
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オオヨモギ(大蓬)

別名
エゾヨモギ,ヤマヨモギ
学名
Artemisia montana

基本情報

キク Artemisia オオヨモギ(大蓬)
Asteraceae > Artemisia > Artemisia montana
92%
完成度

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  • ハーブ
  • 多年草
草丈・樹高
60cm ~ 150cm
花の色
  • 黄色

葉の色
開花時期
7月-8月
日当たり
日向
耐寒性ゾーン
5-9
耐寒性
やや強い
耐暑性
普通
原産地
日本
成長速度
普通

オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)の特徴

概要

オオヨモギ(Artemisia montana)は、強い生命力と繁殖力を持ち広範囲に分布している植物で、日本をはじめとする東アジアの山地に自生しています。 別名「ヨモギ」とも呼ばれ、日本では古くから食材や薬草として利用されてきました。若い葉は天ぷらやおひたしにして食べられ、春の山菜として親しまれています。オオヨモギは、その特徴と利用法から、日本の自然と文化に深く関わっている植物です。 オオヨモギの茎は直立し、高さは50-150cmになります。葉は羽状複葉で、緑色の表面と白色の裏面が特徴的です。また、葉の縁には鋸歯があり、触ると柔らかい毛が感じられます。 花期は8月から10月で、黄色い小さな花を密集して咲かせます。花は風媒花であり、花粉を風に乗せて受粉を行うでしょう。 オオヨモギ(Artemisia montana)の起源は主に日本にあります。 オオヨモギは、日本では古くから薬草として利用されており、その歴史は奈良時代にまで遡ります。また、日本の民間療法や民間信仰にも深く関わっており、魔除けや厄除けの効果があるとされているでしょう。 オオヨモギの学名「Artemisia montana」は、ギリシャ神話の女神アルテミスに由来しており、植物学者カール・リンネが命名しました。アルテミスは狩猟や自然を司る女神であり、オオヨモギの薬効や自然治癒力を象徴しているとされています。

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花言葉

オオヨモギ(Artemisia montana)の代表的な花言葉として、日本では「健康」「長寿」などが挙げられますが、これらの花言葉は、オオヨモギが古くから民間薬として利用されてきたことに由来していると考えられます。 葉や茎に含まれる成分が、消化促進や抗菌作用などに効果があり健康に良いとされているため、「健康」を象徴する花言葉が付けられたのでしょう。 また、「忍耐力」や「回復力」という花言葉もあり、オオヨモギが厳しい環境にも適応し生育する力強さを象徴していると言われています。

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オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)の栽培時期・カレンダー

栽培時期・カレンダー

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オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)の育て方

水やり

オオヨモギ(Artemisia montana)は、やや湿った土壌を好みますが、過湿になると根腐れの原因となるため注意が必要です。水やりの際は、土壌の表面が乾いていることを確認し、指で土を触って湿度を確認してから行ってください。 春から夏にかけては、土壌が乾燥しないように週に2回程度水を与えると良いでしょう。水やりの量は、鉢植えの場合、鉢の大きさに応じて200ml~500ml程度が目安となります。また、庭植えの場合は、株の大きさに応じて1株あたり1L~2L程度の水を与えることが望ましいです。 秋から冬にかけては、水やりの頻度を減らし、週に1回程度にしましょう。この時期は、土壌の表面が乾いた状態を維持することが重要です。鉢植えの場合は、水やりの量を春夏と同じく200ml~500ml程度にし、庭植えの場合は、1株あたり1L程度の水を与えることが適切でしょう。

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土壌・肥料の管理

オオヨモギ(Artemisia montana)は、水はけの良い砂質土壌や軽い粘土質土壌が適しており、重い粘土質土壌は避けるようにしましょう。pHが5.5~6.5の土壌が理想的で、やや酸性の土壌を好みます。 肥料に関しては、春に若葉が出始める頃に、窒素・リン酸・カリウムのバランスが良い化成肥料や有機肥料を与えることが望ましいです。 また、夏場は生育が旺盛になるため、肥料の与え方や頻度を調整しましょう。例えば、月に1回程度、薄めた液肥を与えることで、オオヨモギの生育を助けることができます。 秋には、冬に向けて根を強くするために、リン酸やカリウムを多く含む肥料を与えると良いでしょう。 ただし、過剰な肥料が根にダメージを与えないよう、肥料の量は春や夏に比べて控えめにしてください。

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日当たり・気温の管理

オオヨモギ(Artemisia montana)は、日当たりの良い場所を好む植物で、日照量は1日あたり約6時間程度が理想とされています。 日光が当たらない場所に植えると、成長が悪くなり、病気や害虫に弱くなることがあるでしょう。そのため、日光が十分に当たる場所を選ぶことが大切です。 しかし、日差しが強すぎると、葉焼けや枯れの原因となることがありますので、適度な日陰を作ることも重要です。例えば、他の植物や建物の影を利用することで、オオヨモギを過剰な日光から守ることができます。 鉢植えの場合の置き場所は、日中に日光が当たり、午後には日陰になる場所が良いでしょう。これにより、オオヨモギは適度な日照量を確保しつつ、日焼けを防ぐことができます。 オオヨモギ(Artemisia montana)にとって最適な栽培温度は15℃~25℃とされており、この範囲内であれば良好な生育が期待できます。耐暑性があるため、夏場の高温に適応できる一方、耐寒性もあるため、比較的低い気温でも生育が可能です。 日中の暑さを避けるための日陰を作ることや、夜間の冷え込み対策としてマルチングを行うことが、最適な気温を保つために効果的です。 さらに、オオヨモギは湿度が高い環境を好むため、乾燥に注意して水やりを行い、適切な湿度を保つことも重要でしょう。 オオヨモギ(Artemisia montana)は、夏越しや冬越しに関して特別な手間が必要ありませんが、より良い状態を保つために、注意しなければならないことがいくつかあります。 まず、オオヨモギは日当たりが良い場所を好みますが、真夏の強い日差しには注意が必要です。熱によるダメージを防ぐため、遮光ネットを使用するか、午後の直射日光を避ける場所に移動させると良いでしょう。また、排水性の良い土を使用し、乾燥に注意しながら適度に水を与えてください。 さらに、オオヨモギは寒さにも強い性質がありますが、霜よけネットやマルチングを行い、霜や雪によるダメージを防ぐとより安心です。特に根元周りを重点的に保護すると、春になった時に元気に芽吹くことが期待できます。また、冬場は水やりを控えめにし、過湿にならないよう注意してください。

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オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)の上級者向け育て方

剪定の方法

オオヨモギ(Artemisia montana)の剪定や切り戻しに最適な時期は、春と秋です。 春は新芽が出る前に行い、秋は枯れた茎や葉を取り除くと良いでしょう。剪定や切り戻しは、植物の成長を抑制し、適切な形状を維持するために必要です。また、過密になった枝を間引くことで、通風や日光が届きやすくなり、病気や害虫の発生を抑え、より健康な成長を促すことができます。 剪定や切り戻しの際、過密な枝を間引き、不要な枝や葉を切り取ります。切り口は斜めにすることで、水分がたまらず、病気の発生を防ぐことができるでしょう。 剪定や切り戻し後は、切り口を清潔に保ち、病気や害虫の発生をチェックをしてください。また、水やりや肥料の量を調整し、適切な環境で成長させることが重要になります。

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鉢植えの方法

オオヨモギ(Artemisia montana)の植え付けは、土を十分に耕し、水はけの良い状態にしておいてから種子を蒔くことが重要です。植え付けの時期は、春から初夏にかけてが最適でしょう。 2週間程かかって発芽した後、苗が3~4枚の葉を持つようになったら、株間を20~30センチ空けて間引いてください。 植え替えは根が十分に伸びた状態で行い、根を傷つけないように注意しながら新しい鉢や畑に移します。そして、十分に水やりを行い、日当たりの良い場所に置いてください。 オオヨモギが成長し、茎が太くなったら収穫をします。土から数センチ上の位置で茎を切り取り、乾燥させてから保存しましょう。その際、風通しの良い場所に置き、直射日光を避けることが大切です。

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増やし方

オオヨモギ(Artemisia montana)の繁殖方法には、株分け、挿し木、種まきなどがありますが、最も効果的な方法は株分けです。 株分けは、成長したオオヨモギの株を分割して新たな植物を育てる方法で、簡単かつ確実に増やすことができます。一方で、挿し木は、新芽が出た枝を切り取り、水や土に挿して発根させる方法ですが、発根が難しいことがあるでしょう。また、種まきは、種子を蒔いて発芽させる方法ですが、発芽率が低い場合があります。 株分けの手順として、まず、春または秋に、根元から10cmほどの高さで株を切り取ってください。次に、株を2つまたは3つに分け、それぞれの株に根が十分に残るように注意しましょう。分けた株を新しい植木鉢や畑に植え付け、適度な水分を保ちながら育てます。

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病害虫対策

オオヨモギ(Artemisia montana)は、病気や害虫にかかりやすい植物です。特に、アブラムシ、アカイエカ、ハダニ、カイガラムシなどの害虫が発生しやすく、これらの害虫によってウイルス病も引き起こされることがあります。 害虫が発生した場合は、早期に対処することが重要です。手で取り除く方法や天敵を利用する方法があり、例えば、アブラムシの天敵であるテントウムシを導入することで、アブラムシの発生を抑えることができるでしょう。 また、農薬を使用することも一つの方法ですが、オオヨモギは生薬や食材として利用されることが多いため、使用は最小限に抑えることが望ましいです。 これらの害虫を防ぐ方法として、生育環境を整えることが重要で、オオヨモギは湿気が多いと病害虫が発生しやすくなるため、適度な水分管理と通気性の良い環境を保つことが大切です。また、適切な栄養管理も病害虫の発生を抑える効果があります。 このように自然農法や有機農法を取り入れることで、病害虫の発生を抑えつつ、安全なオオヨモギを育てることができるでしょう。

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オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)の分布地図

分布・生息地

オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)の毒性

人や動物への健康効果

edible
毒性
なし

オオヨモギ(Artemisia montana)は、葉を煎じたお茶や、オオヨモギを練りこんだ餅(よもぎ餅)など、食品としても利用されており、人体への毒性がほとんどありません。しかし、花粉症の原因となることが知られており、アレルギー反応を引き起こす可能性があるので注意が必要です。 一方で、オオヨモギには、免疫力を高める効果のある抗酸化作用や抗炎症作用があり、健康に良い影響を与える成分が含まれています。 また、消化促進や胃腸の働きを整える効果も持っているため、古くから日本の民間療法で使用されてきました。特に薬草としてよく使用され、風邪や胃腸疾患の治療に役立てられてきました。 ただし、過剰な摂取には注意しなければなりません。特に、妊娠中の女性は流産のリスクがあるため、オオヨモギを摂取する際には医師と相談することが望ましいです。

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犬や猫への影響

オオヨモギ(Artemisia montana)の毒性に関する情報は限られており、犬や猫に対して特別な危険性があるわけではありません。しかし、植物全体に含まれる成分であるアルテミシニンやチュジョンなどは、消化器系の不調や神経系に影響を引き起こす可能性があるため、過剰な摂取には注意しなければなりません。 犬や猫がオオヨモギを誤って食べた場合、嘔吐や下痢、食欲不振などの消化器系の症状が現れることがあります。また、神経系への影響として、過呼吸や興奮、痙攣などが起こることもあるので注意が必要です。なお、これらの症状は個体差があり、犬と猫で特に差があるわけではありません。

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オオヨモギ(大蓬) (Artemisia montana)のQ&A

  • オオヨモギとヨモギの違いは何でしょうか?

  • オオヨモギのおすすめの選び方はありますか?

  • オオヨモギとニガヨモギとはどのような関係がありますか?