アザミゲシ(Argemone mexicana)は、メキシコ原産で、日本では主に九州地方から沖縄県にかけて分布している一年草です。 成長すると高さ30-90cmになり、茎は直立し、緑色で多くの棘があります。葉は互生し、羽状に裂け、鋭い棘が並んでるのが特徴です。 花は5-10月に咲き、直径4-6cmで、大型の黄色い花弁が6枚あります。果実は長さ2-3cmの紡錘形で、熟すと裂開し、多数の黒い種子が散布されます。 アザミゲシは、主に北アメリカ大陸やカリブ海地域、中南米に分布しており、その起源はメキシコとされ、名前もメキシコに由来しています。ギリシャ語で「白い」という意味を持つ「アルゲモン」から名付けられました。 また、日本語名の「アザミゲシ」は、アザミに似た形状のゲシ科の植物であることから名付けられています。 古くからメキシコの先住民によって薬用植物として利用されていたことが知られており、その起源や由来は、メキシコの先住民の文化や歴史と深く関連していると言えます。
0
0