オオバセンキュウ(Angelica genuflexa)は、北アメリカの西部地域に自生しています。セリ科の多年草で、湿った土壌を好み、沼地や湿地、川岸などの水辺でその姿を見ることができるでしょう。 この植物は、高さが1-2メートルに達し、茎は直立しており、葉は大型で、3回羽状複葉で、小葉は広卵形から卵状楕円形で、縁に鋸歯があります。 花は、白から淡い黄色で、大型の散形花序を形成し、花期は7月から9月にかけてです。果実は楕円形で、長さ約5ミリメートル、幅約3ミリメートルで、熟すと茶褐色になります。 オオバセンキュウの起源は、主にアメリカ合衆国のカリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州、アイダホ州、モンタナ州、ネバダ州、ユタ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、コロラド州、およびカナダのブリティッシュコロンビア州にあります。 オオバセンキュウの学名「Angelica genuflexa」は、ラテン語で「ひざまずく」を意味する「genuflexa」が由来で、これは、オオバセンキュウの茎が曲がって地面に接触する特徴から名付けられました。また、日本語名「オオバセンキュウ」は、葉が大きく、センキュウ(セリ科の植物)に似ていることから名づけられています。
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