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ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)-i
ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)-i

ヤマコンニャク(山蒟蒻)

学名
Amorphophallus kiusianus

基本情報

サトイモ Amorphophallus ヤマコンニャク(山蒟蒻)
Araceae > Amorphophallus > Amorphophallus kiusianus
83%
完成度

植物図鑑の完成にご協力ください。TERRARIUMは世界中のみんなと完成させる植物図鑑サービスです。 現在、ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)の図鑑ページの完成度は83%です。投稿方法など詳しくはこちらをご覧ください。

  • ハーブ
草丈・樹高
30cm ~
花の色
葉の色
開花時期
5月
日当たり
半日陰
耐寒性ゾーン
9
耐寒性
普通
耐暑性
やや強い
原産地
日本
成長速度
普通

ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)の特徴

概要

ヤマコンニャク(Amorphophallus kiusianus)は、多年草で、高さ約30cm程度の小型のもので、葉は1枚だけが株元から伸び、大きく3つに裂ける特徴があります。日本では主に九州地方や琉球列島で見る事ができます。湿り気のある場所好み、山地や森林に生息しています。 また、花序は地下の塊茎から直接伸びるため、地表に現れるのは花柄とその先にある花のみです。 花は非常に特徴的で、中央にある黄色い肉穂花序(spadix)を、紫色の筒状の苞葉(spathe)が包んでいます。 ヤマコンニャクの花は、発生時にアミン類のような強烈な臭いを放ち、これによって腐肉に群がる昆虫を引き寄せて受粉を促進し、受粉後、花序は地下の塊茎に栄養を蓄え、次の成長期に備えます。 ヤマコンニャクの起源は、日本の九州地方にあるとされており、特に宮崎県や鹿児島県の山地に多く生育しています。日本の固有種であることから、日本の自然環境に適応して進化してきたと考えられます。 ヤマコンニャクの学名「Amorphophallus kiusianus」は、ギリシャ語の「amorphos(形のない)」と「phallos(ペニス)」という言葉の組み合わせで成り立っています。また、主に九州地方に分布していることから「kiusianus(九州産)」がつけられました。 ヤマコンニャクは、日本の自然環境において独自の進化を遂げた植物であり、その起源や分布は日本の九州地方を中心としています。また、学名にもその由来が表れており、日本の自然や生態系に密接に関わっていることがわかります。

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花言葉

ヤマコンニャク(Amorphophallus kiusianus)の花言葉は、その特徴的な形状から、「奇妙な美しさ」や「独特の魅力」などが挙げられます。見る人によっては美しいと感じる独特な魅力を持っていることも、この花言葉がつけられた由来であると考えられるでしょう。 また、ヤマコンニャクの花は、強烈な腐肉のような匂いを放つことから、「腐敗」や「堕落」などの意味もあるようです。

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ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)の栽培時期・カレンダー

栽培時期・カレンダー

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ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)の育て方

水やり

ヤマコンニャクの成長期である春から夏にかけては、成長のために水分を多く必要とするため、土壌が乾燥しないようにこまめに水を与えることが大切です。 一方、秋から冬にかけては、休眠期に入るため水やりを控えめにし、土壌が乾燥気味になるように注意してください。 また、水やりの際には、鉢底から水が抜けるように十分に排水ができる状態を保ち、根腐れを防ぐことが重要です。 土壌の湿度は、指で触れてみて湿り気があるかどうかを確認するか、湿度計を使用して測定できます。 成長期には、土壌が乾燥しないように週に2〜3回程度の水やりが適切ですが、休眠期には月に1回程度に減らすことが望ましいです。

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土壌・肥料の管理

ヤマコンニャクを栽培するために適した土壌のpHは、5.5〜6.5のやや酸性の範囲です。また、排水性が良く、腐植質が豊富な土壌を好みます。これらの条件を揃えた土壌で育てることによって、効率的に成長を促す事ができるでしょう。 肥料に関しては、成長期には窒素、リン酸、カリウムをバランスよく含んだ化成肥料を与えることが望ましいでしょう。春から夏にかけては、1ヶ月に1回程度、10−10−10のN−P−K比の肥料を適量与えると良いです。 秋に入ると、ヤマコンニャクの成長が止まり、冬には地上部が枯れるため、肥料の与え方を変更する必要があります。冬季は、リン酸やカリウムを多く含む肥料を与えることで、根の発達を促し、翌年の成長に備えられます。ただし、冬季は肥料の与えすぎに注意し、適量を心がけてください。

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日当たり・気温の管理

ヤマコンニャクの生育に最適な日照時間は、4〜6時間程度とされています。また、この植物は、半日陰から日陰を好む植物であるため、日光が全く当たらない状態では、成長が悪くなり、花が咲かなくなります。 一方、強い日差しに当てつづけてしまうと、葉焼けを起こしてしまう可能性があるため、遮光ネット等を用いて日陰を作り、適切な日照時間を保ちましょう。鉢植えの場合、最適な置き場所は、午後から日陰になる場所や、日光が弱まる東向きの窓辺が適しています。 ヤマコンニャクは、耐寒性だけでなく耐暑性もあるため、冬季の低温や夏季の高温にも適応できます。 最適な気温は、春から秋にかけての15°C〜25℃で、この温度帯であれば、成長が促されます。冬季には、5℃以上を保つことが望ましいです。 最適な気温を保つためには、日中は日陰で育てることが適しており、直射日光を避けることが重要です。また、夜間は室内に移動させることで、適切な温度を維持できます。 ヤマコンニャクは、夏越しについては、日本の夏の高温多湿な環境に適応しているため、特別な対策は必要ありませんが、水はけの良い土壌を用意し、適度な水分を保つことが大切です。 冬越しに関しては、ヤマコンニャクは耐寒性が弱いため、寒さ対策が必要でしょう。霜が降りる前に、鉢植えの場合は室内に移動させ、地植えの場合は株元に厚めのマルチングを施すことで、根の保護が可能です。また、冬期間は乾燥に注意し、適度な水分を保ちつつ、水やりの回数を減らすことが望ましいです。

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ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)の上級者向け育て方

剪定の方法

ヤマコンニャク(Amorphophallus kiusianus)は、剪定や切り戻しに関して特別な手入れが必要ない植物です。この植物は、自然環境下で成長し、特別な手入れを必要としないため、剪定や切り戻しの必要性はありません。 ただし、枯れた葉や花がある場合は、見た目を整えるために取り除いてあげましょう。その際は、枯れた部分を根元から切り取ることで、植物にダメージを与えずに手入れができます。

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鉢植えの方法

ヤマコンニャクは、春(4月〜5月)に植え付けを行うのが良いとされています。また植え付けの際には、深さが10cm程度になるように土を掘り、球根の先端が上を向くように植えてください。 植え替えは、成長が止まったり、鉢が狭くなったりした場合に行います。新しい鉢に移す際には、底に腐葉土や鹿沼土を敷いて、その上に球根を置き、さらに上から腐葉土や鹿沼土をかぶせましょう。 ヤマコンニャクの葉が枯れ始める秋(10月〜11月)が、最適な収穫の時期とされています。収穫の際は、土を掘り起こし、球根を取り出した後、泥を落とし、乾燥させます。その後、食べる部分を切り取り、皮を剥いで調理に使用します。

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増やし方

ヤマコンニャク(Amorphophallus kiusianus)の繫殖方法は、株分けが最も一般的で効果的な方法です。短期間で多くの株を増やせます。 春から初夏にかけて、地上部が枯れた後に球根を掘り出し、子株ができている部分を切り離しましょう。切り口には炭を塗って乾燥を防ぎ、別の場所に植え付けます。 種子による繁殖は、発芽率が低く、成長に時間がかかるため、株分けに比べて効率が悪いです。また、挿し木や葉挿しによる繁殖は、ヤマコンニャクには適していません。

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病害虫対策

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ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)の分布地図

分布・生息地

ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)の毒性

人や動物への健康効果

edible
不可
毒性
なし

ヤマコンニャクは、人体への毒性がほとんどないとされていますが、生で食べないようにしましょう。 生の状態では、ヤマコンニャクの塊茎に含まれるカルシウムオキシレートという物質が、口や喉に刺激を与えることがあります。ただし、この物質は、加熱することで、毒素が分解されるので無害となります。 ヤマコンニャクは、食物繊維が多く、便秘解消や腸内環境の改善に役立つとされ、低カロリーであるため、ダイエット食に向いていると言えます。 ヤマコンニャクは山菜として食用にされており、特に、乾燥させて粉末にして、こんにゃくゼリーや麺類に加工することが一般的でした。現在でも、ヤマコンニャクは料理の食材として利用されています。

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犬や猫への影響

ヤマコンニャクの球茎に含まれるカルシウムオキシレートという物質が、犬や猫にとって有毒です。 犬や猫がヤマコンニャクの球茎を噛むと、口の粘膜や舌に刺さり、刺激を与えます。これにより、口の痛みや唾液の過剰分泌、嘔吐、下痢などの症状が表れ、大量に摂取した場合は、腎臓や肝臓にも影響を及ぼすことがあります。 ヤマコンニャクの苗や種を購入する際は、犬や猫がアクセスできない場所に植えることが重要です。また、犬や猫が植物を噛むことを防ぐための対策を講じることもおすすめします。

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ヤマコンニャク(山蒟蒻) (Amorphophallus kiusianus)のQ&A

  • ヤマコンニャクのおすすめの選び方はありますか?

  • ヤマコンニャクの葉の特徴を教えてください。

  • ヤマコンニャクは絶滅危惧種に指定されていますか?