エルムはヨーロッパから西アジアにかけてを原産地とする落葉高木で、日本ではニレとも呼ばれいます。 エルムは高さ30m以上に成長し幹は最大直径2mに達することもあり、釣鐘型・ワイングラス型と表現される樹形が特徴的です。 耐寒性と耐病性をそなえており公園や街路樹としてよく植えられているほか、木材は堅く耐久性があるため家具や建築材としても利用されます。 葉は対生し、楕円形で縁の鋸歯があり、長さ10~16cm・幅7~12cmです。秋には黄色に変わり美しく黄葉します。花は春に咲き、その後に小さな円形の実をつけます。 なお、エルムはオランダニレ病に弱く、20世紀に大量に枯死したため現在では大幅に減少しており、エルムの保全と再生が望まれています。
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