ウラジロモミは、学名Abies homolepisと呼ばれる日本固有の針葉樹です。最大で樹高30mに達する大型の常緑針葉樹で、日本の山岳地帯を代表する樹木の一つです。 ウラジロモミは、約3000万年前の新第三紀に出現した古い起源を持つ木で、日本各地の山岳地帯を中心に自生しています。中でも本州中部、北陸地方に多く分布しているのが特徴です。 名前の由来は、葉の裏面が白っぽいことにあります。他の針葉樹にはない独特の白い葉裏が大変美しく、見分けるポイントとなっています。 開花時期は春で、花の色は淡い黄緑色をしています。「ウラジロモミ var. umbellata」という変種が有名で、特に美しい花を咲かせることで知られています。 ウラジロモミは成長が早く、日当たりの良い場所で育てれば手軽に楽しめる樹木です。果実はつけますが食用には適しません。
0
0