ヤマウルシ(学名:Toxicodendron trichocarpum)は、日本全国に広く分布する日本原産の落葉低木です。 特に山地や森林の下層に生育していることが多く、高さ1、2m程度、葉は3枚1組の複葉です。 春から初夏にかけて、黄緑色の小さな花を咲かせます。花は雌雄異株で、雄花は長く、雌花は短い花序をつけます。 秋に美しく紅葉し、また果実も熟します。果実は黒褐色の球形で、毛が密生していますが、樹液にウルシオールという強い毒性のある成分を含むので、触れると皮膚炎になることがあります。 日本の自然環境に適応しているので、手間なく育てやすい植物ですが、庭木として植える際は毒性があることに留意する必要があります。
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