ベイスギは、学名をThuja plicataといい、アメリカネズコとも呼ばれています。主に北アメリカ大陸の太平洋沿岸地域に自生している常緑樹です。 ベイスギの特徴は、大きなサイズと美しい形です。成長すると高さ50メートル、幹の直径2メートルを超えるほどになります。枝は密集しており、全体の形は円錐形をしています。このため、庭木や景観植物として目立つ存在になりやすいのです。 花は小さく緑色で、春から夏にかけて咲きます。花が咲くと木全体が美しい緑色に包まれるのが特徴です。葉の色も品種によって黄緑や青緑など変化に富んでいます。 ベイスギは美しい形から、庭木や公園などに良く利用されています。風通しの良い場所なら育てやすいため、育てるのが簡単な樹木でもあります。 ベイスギの意味は「永遠の命」だと言われています。これは、ベイスギの長寿さと強さに由来しているのです。長い年月をかけ成長し、風雨にも耐えることができる木なのです。 エメラルドグリーンなど、鮮やかな緑の葉をした品種も人気があります。小さな実は秋になると枝から散ってきますが、食用にはなりません。
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