ナナバケシダは、日本の南西部を原産とするシダ植物です。 葉の形が七つに分かれていることからこの名前が付いています。熱帯地方の森林内で育つことを好み、日陰を好む植物です。 葉身は明るい緑色をしていて、羽状に深く裂けています。この特徴的な葉の形状が、観葉植物としての人気の理由だと考えられます。 しかし、乾燥には弱く、過度の日光を避ける必要があります。湿度が高く、風通しのよい環境を提供することが、この植物を育てる上で大切なポイントだと言えるでしょう。 ナナバケシダには様々な変種が存在し、葉の色や形に変異が見られることがあります。 黄緑色の葉を持つ品種や、より細かく裂けた葉の品種などが知られています。しかし、どの品種においても、熱帯地方が原産であることから、高温多湿な環境を好むのが共通点です。 ナナバケシダは胞子体で繁殖するため花は咲きません。 観賞用として鑑賞するのが主な用途で、実用面では利用価値はあまり高くないといえます。むしろ、特徴的な葉の形状を保つためには、気候環境に注意を払う必要があります。
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