ベニシダ(Dryopteris erythrosora)は、日本をはじめとする東アジアの山地や森林に自生しています。 成長すると、葉の色は緑色に変わり、長さは30~80cm程度になるのが特徴です。葉は羽状複葉で、葉の縁には細かい鋸歯があり、葉脈は明瞭です。 園芸品種としても人気があり、庭や鉢植えで栽培されることが多く、また、薬用植物としても利用されており、その抗菌作用や抗酸化作用が注目されています。 ベニシダ(Dryopteris erythrosora)は、学名の「Dryopteris」はギリシャ語の「dryas(樹木)」と「pteris(シダ)」を組み合わせたもので、樹木のようなシダを意味しています。一方、「erythrosora」は「赤い胞子」を意味し、新芽が赤褐色であることから名付けられました。 日本では、ベニシダという名前で親しまれており、これは新芽の赤褐色が特徴的であることから、紅葉のような色合いを持つことに由来しています。
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