アンソクコウノキ(Styrax benzoin)は、主に東南アジアの熱帯雨林に生育しています。 高さは15mから20mに達し、幹は直立し、樹皮は灰褐色で、縦に裂けることが特徴です。 葉は対生し、長さ10cmから20cm、幅4cmから10cmの楕円形で、先端は鋭く、縁には鋸歯があります。 花は白く、径1.5cmから2.5cmで、5枚の花弁があり、芳香があるのも特徴の一つです。 アンソクコウノキ(Styrax benzoin)の起源は、おそらく東南アジアの熱帯地域にあると考えられます。 アンソクコウノキは、ベンゾイン樹脂として知られる香りのある樹脂を産し、この樹脂はベンゾインという名前の由来です。 アンソクコウノキの学名「Styrax benzoin」は、ギリシャ語の「styrax(樹脂)」とアラビア語の「luban jawi(ジャワの乳香)」が語源となっており、これは、ベンゾイン樹脂が古代ギリシャやアラビアで高く評価されていたことを示しています。
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