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オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)-i
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オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)-i

オオシラビソ(大白檜曾)

別名
アオモリトドマツ,ホソミノアオモリトドマツ
学名
Abies mariesii

基本情報

マツ Abies オオシラビソ(大白檜曾)
Pinaceae > Abies > Abies mariesii
83%
完成度

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  • 高木
草丈・樹高
2000cm ~
花の色
    葉の色
    開花時期
    日当たり
    半日陰
    耐寒性ゾーン
    6
    耐寒性
    強い
    耐暑性
    普通
    原産地
    日本
    成長速度
    遅い

    オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)の特徴

    概要

    オオシラビソ(Abies mariesii)は、日本固有の植物で、主に本州の中部から北東部の山地に分布しています。針葉樹の一種で、亜高山帯から高山帯にかけての湿潤な場所に生育し、特にブナやミズナラなどの広葉樹と混生することが多いです。 高さは20-30mに達し、幹は直立し、樹皮は灰褐色で若い時期には滑らかですが、年を経るにつれて縦に裂けるようになります。葉は線形で長さは1-2.5cm、幅は1-2mmで、上面は濃緑色、下面は白い粉を持つ2本の気孔帯があるのが特徴です。 オオシラビソは雌雄異株で、雄花は黄色で下向き、雌花は緑色で上向きに咲きます。果実は長さ約7cmの円錐形で、熟すと開裂し、翼を持つ種子が飛んで広がっていきます。 オオシラビソの学名は、イギリスの植物学者チャールズ・マリーズ(Charles Maries)にちなんで「Abies mariesii」という名がつけられました。 彼は19世紀後半に日本を訪れ、多くの植物を採集し、その中でオオシラビソを発見しました。オオシラビソは、日本の高山地帯に生育しており、特に標高1,000m以上の地域でよく見られます。日本語名の「オオシラビソ」は、オオシラ(大白)とビソ(細)の組み合わせで、樹皮が白くて細かいことから名付けられたとされています。 オオシラビソは、日本の自然景観を形成する重要な樹種の一つであり、その起源や由来は日本の高山植物相の多様性を示すものと言えます。

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    花言葉

    オオシラビソ(Abies mariesii)の一つ目の花言葉は、「高貴な心」です。オオシラビソは高い山地に生息しており、その植物の姿が高貴さを象徴しているとされています。二つ目の花言葉は、「誠実」で、オオシラビソの樹木は厳しい環境でも生き抜く力強さを持っており、それが誠実さにも通じると考えられています。

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    オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)の栽培時期・カレンダー

    栽培時期・カレンダー

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    オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)の育て方

    水やり

    オオシラビソの成長期に当たる春から夏にかけては、土壌が乾燥しやすい時期となるので、こまめに水を与えるようにしてください。また、水やりの際には、根元に直接水を与えるのではなく、鉢底から吸い上げる方法が望ましいでしょう。 秋から冬にかけては、オオシラビソの休眠期に入るため、水分の必要量が減ります。この時期は、土壌の表面が乾いたら水やりを行い、土壌の湿度を保つことが重要です。水やりの頻度は、週に1回程度に減らし、過湿にならないように注意してください。

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    土壌・肥料の管理

    オオシラビソの生育には、水はけの良い砂質や粘土質の土壌が適しています。また土壌のpHは5.5〜6.5を好むとされています。植物が好む土壌で育てることで、健康に成長していくことでしょう。 肥料に関しては、春(4月~5月)には、窒素、リン酸、カリウムをバランスよく含んだ化成肥料を与えることが望ましいです。これにより、新芽の成長を助け、樹勢を維持することができます。 夏(6月~8月)には、特に肥料を与える必要はありませんが、乾燥に注意し、適度な水分を保つように心掛けてください。 秋(9月~11月)には、リン酸やカリウムを多く含む肥料を与えるようにしましょう。 冬(12月~3月)は、樹木の休眠期間のため、肥料を与える必要はありません。

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    日当たり・気温の管理

    オオシラビソは、半日陰から日陰を好む植物であるため、日照時間が長すぎると葉が焼けてしまったり、生育が悪くなることがあります。 ただ逆に、日光が全く当たらない場所では、光合成が十分に行われず、成長が遅くなることが考えられます。最適な日照時間を確保するために、日陰をうまく活用できるようにしましょう。 鉢植えのオオシラビソの場合、最適な置き場所は、直射日光が避けられる場所で、散らかった日光が当たるような環境が良いでしょう。例えば、東向きの窓辺や、木陰などが適しています。 オオシラビソ(Abies mariesii)は、耐寒性に優れた植物で、最適な栽培温度は一般的に5℃から15℃とされています。 耐暑性にはやや劣るため、夏場の高温に注意が必要です。30℃以上の気温が続くと、生育が悪くなることがあります。 オオシラビソの栽培においては、昼夜の寒暖差が大きい環境が適しています。そのため、日中は日陰を作ることで、適切な気温を保つことができるでしょう。 また、冬季には霜や凍結から保護するため、風除けや保温対策が重要です。 オオシラビソは、日本の夏の気温でも問題なく生育できるため、特別な夏越しの方法は必要ありません。ただし、直射日光を避けるようにして、風通しの良い場所に植えることが望ましいです。 冬越しについては、オオシラビソは雪に覆われることが多い自生地で育つため、寒さには非常に強いです。ただし鉢植えの場合は、鉢の保温対策を行うことで、より安定した環境で越冬させることができます。

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    オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)の上級者向け育て方

    剪定の方法

    オオシラビソは、剪定や切り戻しに関して特別な手入れが必要な植物ではありません。しかし、必要に応じて剪定や切り戻しを行うことができます。 剪定や切り戻しを行う場合は、成長期にあたる春から初夏にかけてが適切です。この時期に行うことで、樹形を整えることができ、また新しい枝の成長を促すことができます。 オオシラビソは針葉樹であるため、剪定や切り戻しによって樹液が流れ出ることがありますが、これは自然な現象ですので心配はいりません。

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    鉢植えの方法

    オオシラビソは、春から初夏にかけて植え付けると良いとされています。また、植え付けを行う際には、日当たりの良い場所で、水はけの良い土壌を選ぶようにしてください。 植え替えは、苗木が成長し根が鉢いっぱいに広がった時に行います。植え替えの際は、根を傷つけないように注意し、新しい鉢に移植後、十分な水やりを行ってください。

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    増やし方

    植物の繁殖方法には、さまざまなものがありますが、オオシラビソの場合は一般的に、種子による繁殖と挿し木による繁殖が行われます。これらの中で、最も適した方法は挿し木による繁殖です。 挿し木による繁殖の手順は、まず春から初夏にかけて、新しい枝を選び、10-15cmの長さに切り取ります。切った枝の下部の葉を取り除き、切り口に発根促進剤を塗布してください。次に、腐葉土と赤玉土を1:1で混ぜた挿し木用の土に挿し、水を十分に与えます。挿し木を半日陰の場所に置き、湿度を保つためにビニール袋などで覆うと良いでしょう。そして、発根が確認できたら、ビニール袋を取り除き、徐々に日光に慣らしていきます。

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    病害虫対策

    オオシラビソは特に、根腐れ病や幹の腐敗を引き起こすアーミラリア属の菌類の被害を受けやすい植物とされています。 また、オオシラビソは、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)というマツ科植物に寄生する線虫にも感染することがあります。この線虫は、マツノザイセンチュウ病と呼ばれる病気を引き起こし、樹木の枯死につながることがあるので注意が必要です。 マツノザイセンチュウ病に対しては、感染した樹木を速やかに処分し、周囲の樹木に感染が広がらないように注意することが大切です。また、マツノザイセンチュウ病の発生を抑えるために、マツノザイセンチュウが好むマツ科植物を近くに植えないことも効果的でしょう。

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    オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)の分布地図

    分布・生息地

    オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)の毒性

    人や動物への健康効果

    edible
    不可
    毒性
    なし

    オオシラビソは抗酸化作用や抗炎症作用があると植物とされています。 オオシラビソの樹皮や葉には、フィトケミカルと呼ばれる植物由来の化合物が含まれており、これらが健康に良い影響を与えると考えられているでしょう。また、オオシラビソの精油は、アロマセラピーで使用されることがあり、リラックス効果や精神的な安定をもたらすとされています。 かつては、オオシラビソの樹皮や葉を煎じたお茶が、風邪や喉の痛みを和らげる民間薬として利用されていました。

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    犬や猫への影響

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    オオシラビソ(大白檜曾) (Abies mariesii)のQ&A

    • オオシラビソのおすすめの選び方はありますか?

    • オオシラビソの香りについて教えていただけますか?

    • シラビソとオオシラビソの違いは何ですか?