セイヨウシロヤナギは、ユーラシア大陸の温帯から亜寒帯に自生する落葉性の広葉樹です。学名はSalix albaで、ヤナギ科の植物に分類されます。 白色の樹皮が特徴的で、「シロヤナギ」の和名の由来にもなっています。樹高は10-25mに達し、直径50cm程度に成長します。 葉は卵形で、葉柄があります。春に黄緑色の花を咲かせますが、雌雄異花のため実をつけることはありません。 セイヨウシロヤナギは、河川や湿地などの水辺に生育することが多く、土壌環境に対する適応性が高い植物です。また、やや湿った土壌を好み、水はけのよい場所を選択して生育します。 成長が早く、繁殖力も強いことから、日本各地の公園等でよく植栽されている樹木の1つです。セイヨウシロヤナギの枝は柔軟で、籐細工の材料としても利用されています。
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