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ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)-i
ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)-i

ミヤマザクラ(深山桜)

学名
Prunus maximowiczii

基本情報

バラ Prunus ミヤマザクラ(深山桜)
Rosaceae > Prunus > Prunus maximowiczii
92%
完成度

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  • 高木
草丈・樹高
1000cm ~
花の色
葉の色
開花時期
5月
日当たり
日向
耐寒性ゾーン
4
耐寒性
強い
耐暑性
普通
原産地
日本、中国、朝鮮半島
成長速度
普通

ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)の特徴

概要

ミヤマザクラ(Prunus maximowiczii)は、落葉小高木で、花は白色で、直径約2cmほどの小さな花を咲かせます。花期は4月から5月にかけてで、葉が展開する前に花が咲くのが特徴です。また、花の数は1つから3つ程度で、枝先に咲かせることが多いです。バラ科サクラ属に属する落葉小高木で、山地の自然景観を彩る植物として知られています。 葉は卵形で、先が尖り、縁には鋸歯があります。葉の表面は濃い緑色で光沢があり、裏面は淡い緑色で、葉柄に短い毛が生えていることも特徴です。秋には黄色から赤褐色に紅葉し、美しい景観を楽しめます。 果実は黒紫色の楕円形で、直径約1cmほどです。果実は鳥類によって食べられることが多く、種子の拡散に役立っています。 ミヤマザクラの学名は、ロシアの植物学者カール・ヨハン・マキシモヴィッチにちなんで名付けられました。 その起源については、東アジア地域にあると考えられます。 由来に関しては、ミヤマザクラは日本のサクラの中でも古い系統に属しており、野生種のサクラの中で最も古く、そのため、ミヤマザクラは他のサクラの品種改良において重要な役割を果たしてきました。

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花言葉

ミヤマザクラの美しい花が、高い山々に咲くことから、高潔で清らかなイメージが連想され「高潔な心」や「清らかな愛」などの花言葉が付けられています。 代表的な花言葉である「高潔な心」は、人の心が純粋で正直であることを意味しています。また、「清らかな愛」は、純粋で優しい愛情をヤマザクラと重ねて表現しているのでしょう。

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ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)の栽培時期・カレンダー

栽培時期・カレンダー

NO DATA

ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)の育て方

水やり

ミヤマザクラの成長期にあたる春から夏にかけては、土壌が乾燥しやすい時期となるので、こまめに水分を与えるようにしましょう。また、水やりの際は、根元に直接水を与えるのではなく、広範囲に散らすようにしてください。 秋から冬にかけては、成長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らすことが望ましいです。この時期は、土壌の表面が乾燥したら、週に1回程度の水やりを行ってください。 土壌の湿度については、ミヤマザクラは湿り気のある環境を好むため、土壌が乾燥しすぎないように注意が必要です。水やりの際は、土壌の表面だけでなく、深くまで水分が浸透するように心掛けましょう。

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土壌・肥料の管理

ミヤマザクラの生育に適した土壌のpHは5.5〜6.5です。また、水はけの良い砂質や赤玉土が適しており、根腐れを防ぐためにも、排水性の良い土壌を選ぶことが重要です。 肥料に関しては、春と秋に与えることが望ましいでしょう。春には、新芽が出る前に、緩効性の化成肥料や有機肥料を施すことで、栄養を十分に吸収できます。また、秋には、落葉前に、緩効性の化成肥料や有機肥料を与えることで、翌年の花芽の発育を促進します。 肥料の与え方や頻度については、春と秋に1回ずつ、合計2回施しましょう。

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日当たり・気温の管理

ミヤマザクラの生育に最適な日照時間は1日6時間以上です。日当たりの良い場所を好む植物であるため、日光が当たらない場所では、成長が悪くなり、花が咲かなくなることがあります。 しかし、強い日差しには注意が必要で、特に若い植物は日焼けを防ぐために、日陰を作るなどの対策が必要です。日差しが強すぎると、葉焼けや枯れの原因となります。 ミヤマザクラの生育に最適な温度は、春から秋にかけての15°C〜25℃です。冬季は、0℃以下の気温でも耐えられるため、寒冷地でも栽培が可能です。 最適な気温を保つためには、日陰を利用して、直射日光を避けることが効果的でしょう。特に、夏季の高温時には、午後の強い日差しを避けることで、適切な温度を維持できます。 また、風通しの良い場所に植えることで、気温の上昇を抑えられます。 ミヤマザクラ(Prunus maximowiczii)は、夏越しや冬越しの方法について特別な手間が必要ない植物です。 夏越しに関しては、適度な水分を保ちつつ、直射日光を避ける場所に置くことで、健康な状態を維持できます。また、過剰な水やりは避け、土が乾いたら適度に水を与えることが大切です。 冬越しの方法としては、霜や雪が降る前に、風通しの良い場所に移動させることが望ましいでしょう。ただし、ミヤマザクラは耐寒性が高いため、特別な保護措置を取らなくても問題ありません。

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ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)の上級者向け育て方

剪定の方法

ミヤマザクラは、樹形を整えたり、枝のバランスを良くするために、剪定を行うことがあります。剪定を行う際には、適切な時期と手順を守るようにしましょう。 春の花が終わった後、新しい芽が出る前に行いましょう。この時期に行うことで、樹勢を維持しながら、翌年の花付きを良くすることができます。 剪定の手順としては、まず枯れ枝や病気の枝を取り除き、他の枝と交差している枝や内側に向かって伸びている枝をカットしてください。最後に、全体のバランスを見ながら、適度に枝を間引いていくことが大切です。 切り戻しの場合は、伸びすぎた枝を適切な長さに戻すことで、樹形を整えられます。

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鉢植えの方法

ミヤマザクラの植え付けは、春から初夏にかけてです。植え付けの際は、十分な日光が当たる場所に植え付けるようにしてください。 土壌は、水はけが良く、やや酸性のものが適しています。苗木を植える際には、根が十分に広がるように穴を掘り、植え付け後はしっかりと水を与えてください。また、植え付け後は、定期的に肥料を与えることで、より良い成長が期待できます。 植え替えは、根が鉢いっぱいに広がった時に行います。植え替えの際には、新しい鉢に十分な大きさの穴を掘り、根を傷つけないように注意して移植しましょう。植え替え後は、水やりや肥料の管理を続けます。

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増やし方

植物の繁殖方法には、様々な方法がありますが、ミヤマザクラの場合は一般的に、挿し木を用いた繁殖を行います。 挿し木の手順は、 春から初夏にかけて、新しい枝を選び、10〜15cmの長さに切り取ります。 切り口を斜めにして、葉を半分に剪定し、下部の葉を全て取り除いてください。 根付け促進剤を切り口に塗布し、水はけの良い土に挿しましょう。 挿し木は半日陰の場所に置き、乾燥を防ぐためにビニール袋などで覆います。 根が張るまで水やりを続け、根が張ったらビニール袋を外し、日当たりの良い場所に移してください。 実生の場合は、種子を採取し、冷蔵庫で2〜3ヶ月低温処理を行った後、春に播種します。

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病害虫対策

ミヤマザクラは特に、アブラムシやカイガラムシ、コナジラミなどの害虫の被害を受けやすい植物とされています。また、ミヤマザクラは、黒星病やサビ病にも感染しやすいとされています。 病害虫の発生を防ぐためには、まず適切な栽培環境を整えることが重要です。適切な日当たりや風通しを確保し、過湿や過乾燥を避けることで、病害虫の発生を抑えられるでしょう。 また、定期的に植物の様子を観察し、病害虫の兆候が見られた場合は早めに対処することが大切です。害虫に対しては、手で取り除くか、殺虫剤を使用して駆除します。病気に対しては、感染部分を取り除いたり、殺菌剤を使用して治療を行ってください。

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ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)の分布地図

分布・生息地

ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)の毒性

人や動物への健康効果

edible
不可
毒性
なし

ミヤマザクラの種子にはアミグダリンという成分が含まれており、これが体内でシアン化水素に変わることがあります。しかし、種子を大量に摂取しない限り、通常は問題ありません。 花には抗酸化作用や抗炎症作用フラボノイドやタンニンが、また、葉にはビタミンCやカルシウムが豊富です。 かつては、ミヤマザクラの花や葉を利用した民間薬が用いられていました。花は煎じて飲むことで、風邪や喉の痛みを和らげる効果があるとされ、葉は擦り傷や打撲に貼ることで、炎症を抑えるとされていました。

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犬や猫への影響

ミヤマザクラの種子にはシアン化物を生成するアミグダリンという成分が含まれており、犬や猫が誤って種子を食べると中毒症状が現れることがあります。 中毒症状としては、嘔吐、下痢、呼吸困難、興奮状態、瞳孔の散大、けいれん、昏睡、心臓麻痺、死亡などです。犬と猫の間で毒性の影響に大きな差はないとされていますが、体重が軽い猫の方が症状が現れやすい傾向にあります。 ミヤマザクラの苗や種を購入する際は、犬や猫がアクセスできない場所に植えることが重要です。

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ミヤマザクラ(深山桜) (Prunus maximowiczii)のQ&A

  • ミヤマザクラの樹皮の特徴とは何でしょうか?

  • ミヤマザクラのおすすめの選び方はありますか?

  • ミヤマザクラとアズキナシの違いは?