オーストラリアの北部および東南アジアに自生しているタイワンウオクサギは、シマウオクサギやケウオクサギとも呼ばれる落葉低木です。 この植物は対生する葉と白色の小さな花が特徴です。葉の形状は長楕円形で、縁に鋸歯があります。 葉の表面は光沢があり、新しい葉は鮮やかな緑色をしています。花は集団で咲き、春から夏にかけての花期を迎えます。 花の香りは素晴らしく、この植物の魅力のひとつとなっています。 タイワンウオクサギには、葉の形や花の色が異なる様々な品種が存在します。波打つ葉縁やピンク色の花をつける品種など、個性的な品種が数多く育成されています。 この植物の名前は、原産地である台湾の名と、日本の在来種ウオクサギの名前を合わせてつけられました。ウオクサギもまた、特徴的な葉と花をつける植物です。 タイワンウオクサギは、日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育つ丈夫な植物です。水はけの良い土で育てるのが理想ですが、ある程度の乾燥にも耐えられます。 手のかからない強健な性質から、庭木や公園樹として広く利用されています。 実をつけますが、食用には適しません。実の大きさは1センチメートルほどで、熟すと黒紫色になります。
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