タイワンツバキ(Polyspora axillaris)は、中国南部や台湾、ベトナムなどのアジア地域に自生しているツバキ科に属する常緑の低木です。 花期は春から初夏にかけてで、白い花を咲かせ、直径3-4cm、5枚の花弁があり、花の中心には黄色い雄しべが多数見られます。また、この植物の特徴は、鋸歯の縁をもつ葉で、厚くて光沢があり、長さは5-12cm、幅は2-4cm程度まで成長します。また タイワンツバキは、日本のツバキ(Camellia japonica)と似ていますが、花の形や葉の形状が異なります。耐寒性が弱いため、日本では温暖な地域での栽培が適してるのも特徴の一つです。 この植物は、庭木や生け垣として利用されることが多く、美しい花が楽しめるだけでなく、緑の葉が鮮やかな景観を作り出します。また、解熱や利尿作用があるとされ、薬用植物としても利用されることがあります。 タイワンツバキ(Polyspora axillaris)の学名の「Polyspora」は、ギリシャ語で「多くの種子」を意味し、「axillaris」は「腋生」を意味しています。 日本での呼び名は「タイワンツバキ」です。由来は、台湾での自生が確認されていることによります。また、台湾での呼び名は「台湾山茶」です。
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