ストローブマツ(Pinus strobus)は、北アメリカ原産の植物です。木材として家具や建築材料に使われることがあるほか、樹脂や松脂も様々な用途に利用されています。日本では、観賞用や造園用として栽培が主流です。 成長すると樹高20-30mに達し、幹の直径は1mほどになることがあります。また、樹皮は、若い頃は滑らかで灰褐色ですが、年を経るにつれて厚くなり、深い亀裂が入ることが特徴です。 葉は5本束生で、長さは8-15cm程度で、柔らかくて薄い緑色をしているほか、球果は長さが8-16cmで、円錐形をしており、熟すと褐色に変わります。 ストローブマツの起源は、北アメリカ大陸の東部地域にあるとされています。主にカナダ南東部からアメリカ合衆国北東部、さらにアメリカ合衆国南東部のアパラチア山脈にかけて分布しています。 北アメリカ先住民族が、樹皮や樹脂を様々な用途に利用していたことが知られており、また、ヨーロッパ人が北アメリカに到達した後も、重要な資源として扱われていました。 日本では、江戸時代にオランダ人によって持ち込まれたとされています。
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