ドイツトウヒ(Picea abies)は、ヨーロッパを中心に広く分布しています。高さは50mにもなることがあり、寿命は最大で300年ほどです。マツ科トウヒ属に属する常緑針葉樹で、クリスマスツリーとしても人気があり、広く栽培されています。 葉は針状で、長さは1-2.5cm、幅は1-2mm程度で、先端が尖っています。 葉の色は濃い緑色で、下面には白い粉を持っており、これがドイツトウヒの特徴のひとつです。 花は雌雄異株で、雄花は黄色、雌花は紅色で、春に開花し、果実は長さ10-15cmの円錐形の毬果で、熟すと茶色になり、種子を散布します。 ドイツトウヒ(Picea abies)の起源はヨーロッパ大陸にあります。 ドイツトウヒの学名「Picea abies」は、ラテン語で「松のようなトウヒ」を意味しており、これは、ドイツトウヒが松と似た形状を持つことから名付けられました。 なお、日本語名の「ドイツトウヒ」は、この植物がドイツをはじめとするヨーロッパ諸国で広く利用されていることに由来しています。
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