オリーブ(学名:Olea europaea)は、地中海沿岸が原産の常緑高木で、古代から栽培されてきた歴史ある植物です。 木は、高さ10m程度まで成長し、幹は灰色でゴワゴワとした質感があります。長い楕円形の葉は対生し、裏面は銀白色です。 春から初夏にかけて小さな白い花を咲かせ、その後、緑色の実をつけます。実は秋になると黒く熟しますが、それがオリーブオイルの原料であり、食用や薬用に利用されます。学名の「oleum」はラテン語で「油」という意味です。 乾燥に強く、育てやすい植物とされていますが、寒さには弱いため、日本では暖い土地での栽培が適しています。 品種は、果実の大きさや形状、色などにより多数あり、中でも特に有名なのは「マンザニージョ」や「カラマタ」などです。
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