マンゴーは、南アジアのインドとバングラデシュを原産地とするアンズ科の常緑高木です。学名の「Mangifera indica」はポルトガル語の「manga」から来ており、インドのマラヤーラム語で「マンガ」を意味します。 マンゴーの木は通常10-40mの高さで、幹の直径は最大90cmにもなる大木です。葉は幅6-16cm、長さ15-35cmで、若葉の頃は赤みがかっていますが、成長すると深緑色に変わります。 花は白~ピンクの色で、小さく、芳香があります。果実は、長さ10-25cm、幅7-12cm、重さ1-2kgと大きく、熟すると黄色くなります。果実の中にある大きな種子を、ジューシーで甘い果肉が包んでいます。 マンゴーは、熱帯~亜熱帯の気候に適していて、適切な日照と水分を確保すれば育てやすい植物と言えます。世界で500種以上の品種が栽培されており、品種によって、果実の味、大きさ、色がそれぞれ異なります。 マンゴーは、ビタミンAやビタミンCを豊富に含み、健康に良い食べ物といわれています。また、甘く豊かな風味から「果実の王様」ともいわれ、多くの料理やデザートに利用されています。
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