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タブノキ(椨の木) (Machilus thunbergii)-i
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タブノキ(椨の木)

別名
イヌグス
学名
Machilus thunbergii

基本情報

クスノキ Machilus タブノキ(椨の木)
Lauraceae > Machilus > Machilus thunbergii
92%
完成度

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  • 高木
草丈・樹高
1000cm ~ 2000cm
花の色
  • 黄緑色

葉の色
  • 緑色

開花時期
5月
日当たり
耐寒性ゾーン
9-11
耐寒性
普通
耐暑性
やや強い
原産地
日本、中国、台湾、韓国
成長速度
普通

タブノキ(椨の木) (Machilus thunbergii)の特徴

概要

タブノキ(Machilus thunbergii)は、主に東アジアの温帯地域に生息しており、日本をはじめとする朝鮮半島や台湾、中国南部に広がっています。タブノキの学名はスウェーデンの植物学者カール・ペーター・トゥーンベリにちなんで名付けられました。 タブノキは、約6000万年前の白亜紀後期が起源とされており、この時期には、ベンケイソウ科の植物が幅広い地域で繁栄していたと考えられています。それらが進化したうちの一種がタブノキなのではと推測されています。 タブノキの和名は、樹皮がたぶん(多分)という意味の「多分木」という名前から転じました。これは、樹皮が薄くて剥がれやすいため、多分という言葉が付けられたと考えられています。 タブノキ(Machilus thunbergii)は、10~20m程度まで成長する常緑広葉樹で、樹皮は灰褐色で縦に割れやすい特徴があります。 葉の大きさは、長さ10~15cm、幅3~5cmの楕円形で、先端尖り、縁はのこぎりの歯の形をしています。歯の表面には光沢があり、裏面は白っぽい粉をふいたような感じで、触るとやや粘り気があります。 4~6月になると、黄緑色の小さな花を咲かせ、蜜源植物としても重要です。果実は楕円形で、熟すと黒紫色になり、直径約1cm程度になります。 樹皮や葉にはタンニンが含まれており、染料や防腐剤として利用が可能です。

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タブノキ(Machilus thunbergii)の学名であるMachilusは、古代ギリシャ語で「剣」を意味しており、thunbergiiは、スウェーデンの植物学者であるカール・ペーター・テュンベリにちなんでいます。 タブノキ(Machilus thunbergii)は、日本、朝鮮半島、台湾、中国に分布しており、樹高は20m、幹径は2mに達するのが特徴です。 葉は、有柄、厚い革質、長楕円形から倒卵形で、光沢があります。上面は深緑色をしている一方、下面は白緑色です。葉は8~15㎝の長さをしており、幅は3~7㎝、柄は2~3㎝で、若葉の裏には褐色毛が密生しています。幹は大きく、樹皮は暗褐色、灰色の縦のすじが入っています。老木になると樹皮が鱗状にはがれる点も特徴といえるでしょう。 タブノキは、山地や丘陵地で生育しているケースが多く、樹齢が長いほど樹皮が暑くなる傾向にあります。また、耐久性も高いことから、丸木舟や家具、建築材料として利用されてきました。タブノキの葉には、防虫効果があるとされ、衣類の防虫剤としても利用されています。 花期は5月から6月で、黄緑色の小さな花をつけます。果実は楕円形で、熟すと黒紫色になり、直径約1㎝ほどです。果実は鳥類に食べられることで散布され、種子が広がるのが特徴です。 庭木や街路樹としても利用され、生息地の保全や環境保全として、植林や再生産が行われています。

花言葉

タブノキ(Machilus thunbergii)の花言葉は、「誠実」、「信頼」、「忠実」、「純粋」、「清潔感」など、多くの言葉があります。これらの花言葉は、タブノキが持つ清潔感や清らかさを表現しています。 タブノキは、その美しい姿と花言葉から、人々に愛されています。その清潔感や清らかさを感じることができる植物であり、私たちの心にも清々しさや爽やかさをもたらしてくれるでしょう。

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タブノキ(Machilus thunbergii)は、「繁栄」という花言葉を持ち、これは、タブノキが大きく育ち、周囲に広がる様子が由来とされています。 他に「長寿」「健康」などの花言葉も持ち、タブノキが長期間に渡って生育し続けることから連想されるものです。また、タブノキは葉が濃い緑色であり、一年中美しい緑を保っていることから、「健康」の意味も持たせられています。

タブノキ(椨の木) (Machilus thunbergii)の栽培時期・カレンダー

栽培時期・カレンダー

NO DATA

タブノキ(椨の木) (Machilus thunbergii)の育て方

水やり

タブノキ(Machilus thunbergii)は、湿度の高い土壌を好みますが、過剰に水分を与えると根腐れの原因となるため注意が必要です。 植えつけたばかりの苗木の段階では、水を十分に与えますが、成長したタブノキでは、乾燥した期間以外は過剰な水分は避ける必要があります。 水やりの頻度は、気温、湿度、風、日光の量、土壌の種類、樹齢、樹高、樹冠の大きさなどによって異なりますが、土壌が乾いている場合は、水を与えるのが一般的です。 水を与える前に、土壌が乾いているかどうかを確認するために、土壌に指を入れてみるとよいでしょう。土壌が湿っている場合は、水を与える必要はありません。 また、水やりの際には、葉に水をかけないのが一般的ですが、タブノキは、湿度が高い環境を好むため、葉に水をかけることができます。

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タブノキ(Machilus thunbergii)の成長が活発となる春から夏にかけては、多くの水分を必要とするため、土壌が乾いたらすぐに水やりを行うことが重要です。一方、秋から冬にかけては、成長速度が緩やかになるため、水やりの頻度を減らし、土壌が乾燥気味となったタイミングで与える程度でよいでしょう。 タブノキは湿潤な環境を好むため、土壌が常に湿った状態を保つようにしましょう。ただし、過湿になると根腐れの原因となるため、水はけの良い土壌を選ぶことが重要です。

土壌・肥料の管理

タブノキ(Machilus thunbergii)は、やや酸性から中性の土壌で育てるのが最適で、水はけが良く、有機物が豊富であるとよりよいと言えるでしょう。 新芽が出る前の春の時期は、緩効性の化成肥料や有機肥料を与えることが望ましく、これにより、十分な栄養を吸収し、元気に育ちます。 生育が活発となる夏は、液体肥料や薄めた有機肥料を追加するのが効果的ですが、与えすぎると根が傷んでしまうため、適度な量を心がけましょう。 秋(は、冬に向けて木を養生させるため、緩効性の化成肥料や有機肥料を与えますが、春よりも少ない量で十分です。 冬は、休眠期間に入るため、肥料を与える必要はありません。この時期に肥料を与えると、新芽が早く出て寒さによりダメージを受ける可能性があるため、注意が必要です。

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タブノキ(Machilus thunbergii)は、肥料が必要になるものの、特に種類に制限はありません。肥料は、春と秋に与えるのが理想的で、量は樹齢や大きさで異なります。 樹齢が10年以下の場合は、1本あたり10g程度、齢が10年以上の場合は、1本あたり20g程度の肥料を与えてください。肥料を与える場所は、樹木の根元から30cm程度離れた場所が好ましいです。

日当たり・気温の管理

タブノキ(Machilus thunbergii)は、低温から高温の場所に渡る、様々な場所で育ちます。例えば、耐寒性に優れるため、気温が低い冬の時期などでも生育可能です。夏の高温の時期でも育ちますが、乾燥には弱いため、十分な水やりが必要な点には注意しましょう。 また、低温から高温にまで耐性のあるタブノキですが、最適な生育温度は15℃から25℃です。30℃以上の気温でも生育が可能ですが、特に夏場は水分補給を怠ってはいけません。 タブノキは、標高の高い場所でも生育することができ、日本では標高1000m以上の山地でも見られることがあります。これは、タブノキが気温の変化に対して適応力が高いことを示しているといえるでしょう。 タブノキ(Machilus thunbergii)は、夏越し・冬越しのどちらも対応しています。 高温多湿である日本の夏を乗り切るためには、水やり、肥料、剪定、病害虫対策を徹底することが重要です。タブノキは水を好むため、特に夏場は十分な水分を与えるよう意識しましょう。また、樹木の成長を促し、夏のストレスから軽減するために、肥料を与えることも重要です。 冬越しには、寒さに耐えるための対策は必要となります。タブノキは耐寒性があり、日本の冬にも耐えますが、特に若い樹木や弱った樹木は、霜や凍結から保護する必要があります。冬期の水やりは、乾燥に注意しながら適度に行い、冬期の剪定は、春に向けて樹木の成長を促すために重要です。 タブノキ(Machilus thunbergii)は、日当たりが良く、湿度が高い場所に生えることが多く、日本の気候に適応しています。そのため、日本全国に分布しているのが特徴です。 また、タブノキの特徴から、半日陰から日向の場所に植えることが適しているといえるでしょう。

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タブノキ(Machilus thunbergii)は、20℃~30℃程度が適しており、冬場は10℃以上を保つことが望ましいです。 耐寒性は若干ありますが、強い寒さには弱いため、霜や凍結に注意しましょう。また、冬場は室内で管理するか、霜や凍結から保護するためにマルチングや保温材を利用することが効果的です。 耐暑性は、高温多湿な環境に適応していますが、過度な暑さにも注意が必要しましょう。 タブノキ(Machilus thunbergii)を問題なく夏越しさせるには、直射日光が当たらない半日陰の場所に置くことが大切です。また、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。 一方、冬越しの場合は、霜が降りる前に室内に移動させることが重要です。室内では、日光が十分に当たる場所に置き、湿度を保つために加湿器を使用すると良いでしょう。 タブノキ(Machilus thunbergii)は、半日陰から日向を好む植物で、1日4~6時間程度の日照時間を確保するのがおすすめです。 日照時間が短すぎると、成長速度が遅くなるだけでなく、葉の変色や彼にも繋がります。反対に、強い日差しに直接当てすぎると、葉焼けの原因となるため、適度に影に入れてあげることが重要です。 鉢植えの場合、東向きや西向きの窓辺に置くと良いでしょう。直射日光が強すぎず、適度な日照時間が確保できます。

タブノキ(椨の木) (Machilus thunbergii)の上級者向け育て方

剪定の方法

タブノキ(Machilus thunbergii)を健康的に美しく育てるには、選定や切り戻しを定期的に行ってあげるのがおすすめです。 実施するのは、成長期となる春から初夏にかけてが一般的で、この時期に行うことで、新しい芽が出やすく、樹形を整えることが容易になります。また、剪定や切り戻しを行う際には、枝の付け根から5mm程度残して切ることが望ましいといえるでしょう。 剪定や切り戻しを行う際には、枯れた枝や病気にかかった枝を取り除き、内側に向かって伸びている枝や他の枝と交差しているものを切るのがポイントです。これにより、枝同士の摩擦を防ぎ、風通しの改善に繋がります。

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鉢植えの方法

タブノキ(Machilus thunbergii)は、春から夏にかけての期間で植え付けるのが望ましく、種子をまく際は、事前に水に浸しておくことで、発芽率を高めることができます。 発芽後、苗木が成長し、根が鉢底に達するまで成長したら、植え替えの時期と認識しておくと良いでしょう。植え替えも、春から初夏にかけてがおすすめで、鉢底に軽石や砂を敷いて、水はけを良くし、根腐れを防ぎます。 タブノキは、樹齢が10年以上になると、樹皮や葉が利用可能になり、収穫は、春から夏にかけて行うのが一般的です。

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増やし方

タブノキ(Machilus thunbergii)の繫殖方法・増やし方には、挿し木や実生繁殖があります。 挿し木が最も効果的な方法で、これは、親樹と同じ特性を持つ個体が得られる確率が高く、短期間で増やすことができるためです。 挿し木は、春から初夏にかけて行います。新芽が伸びた枝を10-15cm程度の長さに切り取り、下部の葉を取り除きましょう。その後、挿し木用の土に挿し、水分を保ちながら日陰で管理してください。根が出るまでには約1ヶ月程度かかりますが、この方法であれば確実に増やすことができます。 実生繁殖は、タブノキの実を収穫し種子を取り出して、秋から冬にかけて播種すると、春に発芽が見られるでしょう。ただし、実生繁殖は個体差が出やすく、親樹と同じ特性を持つ個体が得られるとは限りません。

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タブノキ(Machilus thunbergii)を増やす方法として、挿し木、株分け、種子による3つの方法があります。 挿し木では、直径1〜2cmの成熟した枝を、長さ10〜15cmに切り、葉を取り除いたあとに水に浸し、培養土に挿すことで根が出ます。この方法を実施すると、2〜3ヶ月ほどで根が出てくるでしょう。一方で、株分けは、成熟した木から根を切り離し、切り口を乾燥させた後、培養土に植え付ける方法です。この方法では、新しい株が育つまでに1年ほどかかり、挿し木よりも長い時間を要します。 種子は、秋に収穫され、春の発芽に向けて、冷蔵庫で保存されます。種子で繁殖させる際は、発芽前に水に浸して培養土に植え付けます。種子を1週間ほど冷蔵庫で保存し、発芽前に24時間水に浸すことで発芽率が高まるでしょう。 タブノキは、自家受粉ができないため、タブノキを増やすには、他の木の花粉を利用して交配しなければなりません。

病害虫対策

タブノキ(Machilus thunbergii)に発生しやすい害虫として、根や幹に寄生する「タブノキハムシ」や「アカゴケムシ」がいます。 タブノキハムシは、タブノキの幹に穴を開けて産卵するため、孵化した幼虫が幹内部を食べ、樹勢を弱めます。被害を防ぐには、幹を定期的に観察し、穴を発見した場合は、速やかに幹を剪定し、幹の傷を消毒するのが効果的です。 また、アカゴケムシは、タブノキの根に寄生して機能を低下させることで、成長を阻害します。この害虫から被害を防ぐには、アカゴケムシの幼虫が活動する時期に、土壌を耕して駆除するとおすすめといえるでしょう。 他にも、カビやウイルスによる病気に感染することもあり、特に、黒星病やウイルス性の葉斑病が問題となることがあります。これらの病気を予防するためには、適切な栽培管理を行うことが重要です。

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タブノキ(Machilus thunbergii)の主な害虫として、タブノキハダニ、タブノキモンシロチョウ、タブノキノコグモ、タブノキハゴロモムシ、などが存在します。 これらの害虫は、タブノキの葉や枝、果実に被害をもたらし、タブノキハダニであれば、葉から吸汁するため、葉が黄色く変色し、最終的には枯れ落ちることがあります。また、タブノキモンシロチョウは、幼虫が葉を食べることで、葉が枯れたり、成長が阻害されることがあります。 これらの病害虫に対処するためには、適切な防除方法を行うことが重要です。例えば、タブノキハダニに対しては、殺ダニ剤の使用、タブノキモンシロチョウやタブノキハゴロモムシ、タブノキヒメハゴロモムシに対しては、幼虫が発生する前に殺虫剤を散布することが効果的です。

タブノキ(椨の木) (Machilus thunbergii)の分布地図

分布・生息地

タブノキ(椨の木) (Machilus thunbergii)の毒性

人や動物への健康効果

edible
不可
毒性
なし

タブノキ(Machilus thunbergii)は、薬用や食用として利用される一方、樹皮や葉の成分による人体への悪影響も懸念されています。 タブノキの樹皮が持つタブノキチンは、肝臓や腎臓に悪影響を与える可能性があるため、大量摂取はもちろんのこと、できるだけ控えたほうがよいでしょう。また、葉の成分であるクマリンは、肝機能障害と繋がる可能性があります。 さらに、アレルギー症状を引き起こす花粉にも注意が必要です。春先に飛散する花粉は、花粉症の原因となるため、花粉症の方は、できるだけ避けるとよいでしょう。

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タブノキ(Machilus thunbergii)は人体への毒性は無いとされています。 反対に、タブノキの葉や樹皮には、抗酸化作用や抗炎症作用があるとされており、かつては樹皮が、染料や防虫剤として利用されてたようです。 タブノキの葉や樹皮は、適切な方法で抽出・調製することで利用できますが、過剰摂取や誤った利用方法は、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しなければなりません。

犬や猫への影響

タブノキ(Machilus thunbergii)は、犬や猫に対しての毒性も懸念されており、誤って口にした場合、消化器系に影響を与え、嘔吐や下痢、腹痛といった症状も考えられます。 ただし、犬や猫がタブノキを食べるケースはあまりなく、健康への影響は報告されていません。そのため、ペットを飼っている場合でも、タブノキによる健康被害を心配する必要性は少ないと言えます。

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タブノキ(Machilus thunbergii)の葉や実には、特に犬や猫に対する毒性がある成分が含まれているという情報はありません。 万が一食べてしまった場合には、異常があるかどうかを観察し、必要に応じて獣医師に相談してください。毒性や健康への影響の可能性は低いですが、犬や猫が届かないよう飼育するのが望ましいです。

タブノキ(椨の木) (Machilus thunbergii)のQ&A

  • タブノキとクスノキの見分け方と特徴を教えてください

  • タブノキの新芽の特徴は何ですか?

  • タブノキの見分け方を教えていただけますか?

  • タブノキの幼木の育て方と注意点は?

  • タブノキの樹皮の特徴とは何でしょうか?

  • タブノキとマテバシイの関係や違いは何ですか?

  • タブノキ(椨の木)の選び方