ヒメモチ(学名:Ilex leucoclada)は日本の固有種です。主に本州の関東地方以西、四国、九州に分布しています。 葉がモチノキに似ていますが、サイズがより小さいことから「ヒメ(姫=小さい)モチ」と名付けられました。 樹高は3-5m程に成長します。葉は対生し、楕円形から長楕円形の形で、先端は尖り、縁には鋸歯があるのが特徴です。葉は濃い緑色で、光沢があります。 春から初夏にかけて白い小花を咲かせたあと、秋から冬にかけて直径1cm程度の赤い実をつけます。 その種子は鳥類の食物となり、散布されます。 耐陰性があり、湿った土壌を好むため、庭木や生け垣としての人気が高い植物です。 鮮やかな赤色の実をつけるので、冬の季節に彩りを添えられます。 耐寒性があり、病害虫にも強いため、初心者でも手軽に育てられるでしょう。 ですが、成長が遅いので、大きな木になるまでにはたくさんの時間を要します。
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