コケシノブは、日本各地の森林に自生するシダ植物です。学名はHymenophyllum wrightiiです。この植物は小型で、葉が羽毛のように細かく裂けています。葉が桜の花びらのような形をしていることから、「サクラジマコケシノブ」とも呼ばれています。コケシノブは湿った環境を好み、岩の上などに生えています。 コケシノブの葉は表面が光沢があり、裏面には胞子嚢ができます。胞子嚢はコケシノブの繁殖に関わっています。コケシノブには花が咲くことはありません。 コケシノブは日本のほか、東アジアやオーストラリアなどの温帯地方にも分布しています。日本ではコケシノブの仲間のうち、Hymenophyllum wrightiiが最も一般的な種類です。 コケシノブは、「コケ」と「シノブ」からなる言葉で、苔に似た茂み豊かな様子に由来しています。また、観葉植物としても人気があります。葉の美しさは、部屋の雰囲気を自然にしてくれます。湿度が必要なので、水やりに気をつけましょう。
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