ギンセンカ(Hibiscus trionum)の花の直径は約5cmで、黄色の花弁中心部が黒紫色です。ギンセンカは一年草で、花期は6月から9月にかけてで、日中に開花し、夕方には閉じてしまいます。 葉は互生し、3~5裂しており、縁には鋸歯があり、茎は直立し、高さは30~60cmです。 ギンセンカはその美しい姿と丈夫な性質から、観賞用として庭やプランターで栽培されることが多いです。また、葉や茎には抗酸化作用があるとされ、民間薬としても利用されています。 アフリカ大陸やアジア大陸の熱帯~亜熱帯地域に分布していることから、ギンセンカの起源は、おそらくアフリカ大陸にあると考えられています。 また、ギンセンカの歴史は古く、16世紀からヨーロッパで園芸品種として栽培されていたようです。学名である「Hibiscus trionum」は、ギリシャ語の「hibiskos」(マロウの意)と、ラテン語の「trionum」(3つの部分からなるという意味)が由来とされています。 日本には、江戸時代に渡ってきたとされ、花の形が金銭(銀貨)に似ていることから、「銀銭花(ギンセンカ)」という名前が付けられました。
0
0