シマトネリコの原産地は東南アジアで、明治時代に日本に導入され、九州から沖縄にかけて自生しています。 日当たりと水はけの良い場所を好みます。また、耐寒性があり、寒冷地でも育てることが可能です。 高さは10m程、先端が尖った卵形の葉は対生し、長さは約20cm、色は深緑で、秋には黄色に変わります。 花序の長さは10cm程度で、円錐の形をした直径約1cm程度の小さい花は、春に白い花を咲かせます。 果実は長さが約2cmで、翼状の形をしていますが、食用には適していません。
シマトネリコ(島梣)
- 別名
- タイワンシオジ,ケタイトウシオジ,タイワントネリコ,タイトウシオジ
- 学名
- Fraxinus griffithii
基本情報
- モクセイ 科 Fraxinus 属 シマトネリコ(島梣) 種
- Oleaceae > Fraxinus > Fraxinus griffithii
- 75%
- 完成度
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- 広葉樹
- 高木
- 草丈・樹高
- 600cm ~ 1800cm
- 花の色
白
- 葉の色
緑
- 開花時期
- 日当たり
日向 午前から午後にかけて長時間日光が当たる場所 半日陰 木の木陰、もしくは午前・午後のどちらかが日陰となる場所 日陰 直射日光が当たらない場所
- 日向
- 耐寒性ゾーン
各植物がどの地域まで冬越し可能なのかを知るための指標です。 各植物のゾーンを知ることで屋根のない地植えで育てた際の耐寒温度を把握できます。 2:-42.7~-40.0 3:-39.9~-34.4 4:-34.3~-28.9 5:-28.8~-23.3 6:-23.2~-17.8 7:-17.7~-12.2 8:-12.1~-6.7 9:-6.6~-1.1 10:-1.0~4.4 11:4.5~10.0
- 10-11
- 耐寒性
- 普通
- 耐暑性
- やや強い
- 原産地
- フィリピン, 台湾
- 成長速度
- 早い
シマトネリコ(島梣) (Fraxinus griffithii)の特徴
概要
花言葉
NO DATA
シマトネリコ(島梣) (Fraxinus griffithii)の栽培時期・カレンダー
栽培時期・カレンダー
シマトネリコは、日本では春の4-5月にかけて白い花を咲かせます。 開花までの期間は、種を植えてから約3年、開花のサイクルは年1回、春に集中しています。 花を長く咲かせるためには、日当たりの確保と適切な水分管理が必要です。
シマトネリコ(島梣) (Fraxinus griffithii)の育て方
水やり
シマトネリコは、特に乾燥に弱く適度な湿度を好むため、春から夏にかけては週2-3回の水やりを行います。 乾燥が進む秋から冬にかけては、植物の活動が低下するため、週1-2回程度に水やりの頻度を減らします。 鉢の大きさや季節によりますが、一般的には鉢の3分の1程度の水を与えると良いでしょう。ただし、一度に大量に与えると根腐れの原因となるため、じんわりと浸透させるように心掛けます。
土壌・肥料の管理
シマトネリコは、腐葉土や赤玉土を混ぜた排水性の良い、pH5.5-7.0のやや酸性〜中性の土壌が適しています。 肥料は春と秋に与えます。樹高や樹形によりますが、一般的には1㎡あたり50g程度を目安にし、根元から少し離したところに均一に散布しましょう。 成長期には窒素、リン酸、カリウムをバランス良く含む化成肥料が最適です。
日当たり・気温の管理
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)は、温暖な気候と日当たりの良い場所を好み、強い日差しにも耐えられるため、直射日光が当たる場所でも育てることが可能です。 耐暑性は高く、高温でも問題なく育つことができます。最適な気温は15-25℃、1日あたりの最適な日光時間は、6時間以上とされており、日照量が多いほどより良い成長を見せます。 しかし、耐寒性はあまり高くないため、冬季には霜から保護する必要があります。
シマトネリコ(島梣) (Fraxinus griffithii)の上級者向け育て方
剪定の方法
シマトネリコの剪定に最適な時期は、新芽が出る前の春〜初夏です。 枝の中でも特に弱いものや、他の枝と交差しているものを剪定、切り戻すことで、健康な成長を促します。また、枝の先端を切り戻し、樹形を整えることも可能です。 剪定後は、切り口が乾燥しないように注意し、傷口から病気が入らないように、剪定剤を塗布すると良いでしょう。
鉢植えの方法
シマトネリコの鉢植えは、地植えに比べて手間がかかりますが、管理がしやすく、場所を選ばない利点があります。 植え付けは春が最適で、排水性の良い土と、根が十分に広がる大きさの鉢を使用しましょう。 2-3年に1回、あるいは根が鉢いっぱいに広がったら、春に植え替えを行います。 寄せ植えにする際は、同じく排水性の良い植物と組み合わせると良いですが、シマトネリコは成長が早いため、他の植物を圧迫しないよう注意が必要です。
増やし方
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)は、種まきと挿し木で繁殖できますが、最適なのは挿し木です。 理由は、成功率が高く、また発根・成長が早いため、より早く親樹と同じ特性を保った大きな樹木を得ることができるからです。 挿し木は春から初夏にかけて行いましょう。新芽が出始めた健康な枝の下部の葉を取り除き、挿し穴に挿入します。 種まきは秋に熟した種を採取し、冬季に蒔きますが、発芽率を上げるために、種まき前に種子を冷蔵庫で2-3ヶ月間冷蔵し、低温処理(ストラティフィケーション)を行うことが推奨されます。
病害虫対策
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)は、アシブトガ(Emerald Ash Borer)、カイガラムシ類、キノコ類による病気に感染する可能性があるため、定期的な健康チェックと適切なケアが必要です。 万が一感染した場合は、早期に適切な処置を行い、被害の拡大を防ぎましょう。 乾燥や水分過多、栄養不足など、植物がストレスを感じる状態は病害虫に襲われやすいため、適切に肥料と水やりを行うように心掛けます。
シマトネリコ(島梣) (Fraxinus griffithii)の分布地図
分布・生息地
シマトネリコ(島梣) (Fraxinus griffithii)の毒性
人や動物への健康効果
- edible
- 不可
- 毒性
- なし
NO DATA
犬や猫への影響
NO DATA
シマトネリコ(島梣) (Fraxinus griffithii)のQ&A
- シマトネリコによく付く虫や防虫方法は何でしょうか?
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)には、特定の虫が付くことは少ないですが、アブラムシやカイガラムシによって、葉を食べられたり、樹液を吸われたりして、ダメージを受ける可能性があります。 まず、定期的に観察し、虫が発生しているかどうか、また発生している場合はどの程度の被害があるかを把握し、早期に対策を立てましょう。 虫が見つかった場合は、手作業で取り除くか、ニームオイルやピレトラムといった植物由来の防虫剤を使用することも効果的です。 さらに、アブラムシの天敵であるテントウムシや、カイガラムシの天敵であるクマバチなどを引き寄せる植物を植え、益虫を呼び込むことも有効な手段となります。
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- シマトネリコは室内で栽培できますか?
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)は比較的大きく成長するため、小さな室内では栽培が難しい場合もあります。 また、手間がかかるため、一般的には屋外が推奨されますが、適切な環境を整えることで室内で栽培することも可能です。 室内で栽培する際は、十分なスペースと適度な湿度を保つこと、しっかりと光が当たる場所を選ぶことが重要です。
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- シマトネリコを根元から切る理由や方法は?
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)を根元から切ることで、樹形の調整や、病害虫の予防、新たな芽吹きを促すことができます。 最適な時期は、新芽を出す春前の冬季で、専用の鋸を使用して根元から5cm程度の位置で切りましょう。 切った後は、傷口の乾燥を防ぐために保湿し、病害虫の侵入しないように消毒をすることが大切です。
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- シマトネリコの葉が落ちる原因や対策は何ですか?
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)の葉が落ちる原因は、主に病気や害虫、水や栄養不足などが考えられます。 葉に黒い斑点や虫食いのような症状が見られる場合は、病気や害虫による被害の可能性が高い為、専門の農薬を使用しましょう。 また、適切な肥料供給や、乾燥が続く季節の水やりを心掛けることも重要です。
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- シマトネリコの成長速度はどれほどでしょうか?
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)の成長速度は、他の樹木と比べて特別に早くも遅くもない中程度とされていますが、適切な日照、水分、土壌の条件下では、より早く成長するなど、環境条件に大きく影響されます。 成長が早いという特性から、都市緑化や庭木として利用されることが多いです。 また、耐陰性があり、日陰でも成長することができるため、他の樹木が生育しにくい場所でも生育できます。
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- シマトネリコの剪定時期はいつですか?
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)の最適な剪定時期は春〜初夏で、木の活力が新芽へ集中する前に剪定することで、木全体のバランスが保たれます。 比較的成長が早いため、剪定を怠ると枝が乱れて見栄えが悪くなるほか、風通しが悪くなることで病害虫が発生する可能性もありますが、剪定は樹木の生命力を奪う行為でもあるため、適度な範囲で行なってください。 その他適切な剪定方法や範囲については、専門家の意見を参考にすると良いでしょう。
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- シマトネリコのおすすめの選び方はありますか?
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)の苗木は、葉が健康的な緑色で枝がしっかりとしており、根元が乾燥していないもの、根腐れが起きていないものを選びます。 種子は、表面がつるつるとして、大きさや黒っぽい色が均一であるものを選びます。 品種は特にないため、品種を選ぶ際の特別な注意点はありませんが、成長環境によって形状や色合いが変わることがあるため、自分の好みに合ったものを選ぶと良いでしょう。
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- シマトネリコを植えてはいけない場所や理由は何ですか?
シマトネリコ(Fraxinus griffithii)は塩分に弱いため、海岸近くや塩分を含む土壌の多い場所、乾燥した土地や日陰の多い場所での植栽は、成長が阻害される可能性があるため避けましょう。 また、密集した植栽は、病気の拡大や栄養分の競争を引き起こす可能性があるため、他の植物との間隔を適切に保つことが重要です。
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