サワラは日本原産の常緑針葉樹です。日本全国の山地に自生し、特に関東地方以西の太平洋側に多く分布しています。 サワラは成長すると高さ20m以上、幹の直径1mに達することもある高木。葉は鱗状で、淡い青緑色です。花は、雄花は黄色、雌花は緑色をしています。実は直径1cm程度の青紫色の球形で、その中に種子が2-4個含まれています。 耐寒性があり、湿度の高い場所を好むため、育てやすい樹木です。また、その美しい形状と葉の色から、庭木や公園の樹木として利用されています。 木材からは良い香りが感じられ、この香りには防虫効果があります。耐久性もあるため、建築材や家具、神社仏閣の建築にも使われる材です。 サワラには、シダレサワラやヒメサワラなどの品種があり、それぞれ形状や大きさが異なります。特にシダレサワラは、その名の通り枝が垂れ下がり、風情があります。
0
0