コウゾは、日本を含めた東アジアを原産地とするクワ科の落葉高木です。紙の原料に使われるので「紙桑」という呼び名もあります。学名は「Broussonetia monoica」です。 大型で心形の葉の表面には、毛が生えています。春は黄緑色の花が咲き、夏は淡緑色の葉が茂り、秋は赤い実をつけます。10mほどの高さにまで成長します。 乾燥した土地でも湿った土地でもよく育つので、土壌を選びません。また、耐暑性と耐寒性にも優れているので、育てやすい植物と言えるでしょう。庭の木や公園の樹木としても、多く利用されています。 コウゾの最大の特徴は、用途が多様な点です。薬用として利用されるほか、和紙の原料としても使われています。
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