ダケカンバ(Betula ermanii)は、主に日本、中国、朝鮮半島としたアジア地域に自生している植物です。 標高1,000m以上の亜高山帯から高山帯にかけて生育し、特に日本の北海道や本州の山岳地帯でよく見られます。また木材はかぐや健在として利用されることが多いです。 高さが15m~20mに達し、幹の直径は50cm~1mほどで、樹皮は白く、細かい縦の裂け目があり、年を経るごとに剥がれ落ちるのが特徴です。 葉は卵形で、先端が尖り、縁には鋸歯があり、秋には黄色く色づき、美しい景観を作ります。 花は雄花と雌花が同じ樹に咲き、春に開花し、雄花は黄色く、長さ2cm~3cmの穂状花序をつけ、雌花は緑色で、長さ1cmほどの穂状花序をつけるのも特徴的です。 ダケカンバ(Betula ermanii)の起源は、おおよそ2500万年前の新第三紀にさかのぼるとされています。 ダケカンバの名前の由来は、アイヌ語の「ダケ(立つ)」と「カンバ(樺)」が組み合わさったもので、直立する樺の意味が込められており、この名前は、ダケカンバが高山帯で直立して生育する姿を表していることから名付けられました。
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