オオバベニガシワ(Alchornea davidii)は、中国南部からベトナム北部にかけて自生する落葉低木です。フランスの宣教師であり植物学者でもあったアルマン・ダヴィッドが学名の由来です。 日当たりと水はけの良い場所を好みます。また、耐寒性があり、日本の冬でも育てることが可能です。ただし、強い風には弱いため、風通しの良い場所での栽培が推奨されます。 高さが2-3mに達します。葉は大きく、長さは10-20cm、幅は5-10cmです。葉の形は卵形で、表面は深緑色、裏面は赤紫色を呈します。 オオバベニガシワは、春から夏にかけて黄色の小花を咲かせます。花は雌雄異株で、雄花は円錐花序、雌花は単生です。秋には、直径約1センチメートルの球形の実をつけます。 オオバベニガシワは葉色が美しく、観葉植物として人気です。また、薬用植物としても利用され、その葉や根は伝統的な東洋医学で使用されます。
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