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ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)-i
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ネムノキ(合歓木)

別名
ネム
学名
Albizia julibrissin

基本情報

マメ Albizia ネムノキ(合歓木)
Fabaceae > Albizia > Albizia julibrissin
92%
完成度

植物図鑑の完成にご協力ください。TERRARIUMは世界中のみんなと完成させる植物図鑑サービスです。 現在、ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)の図鑑ページの完成度は92%です。投稿方法など詳しくはこちらをご覧ください。

  • 広葉樹
  • 針葉樹
  • 高木
草丈・樹高
1200cm ~
花の色
  • ピンク

葉の色
開花時期
6月-8月
日当たり
日向
耐寒性ゾーン
6
耐寒性
普通
耐暑性
やや強い
原産地
イラン,中国
成長速度
早い

ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)の特徴

概要

ネムノキ(Albizia julibrissin)は、落葉高木で、樹高は10〜15mに達し、幹は直立し、枝は広がります。葉は羽状複葉で、長さ20〜30cm、幅は10〜20cmほどで、緑色の葉が美しいです。 花期は6〜8月で、ピンク色の糸状の花が咲きます。花は蜂や蝶などの昆虫によって受粉され、その後、長さ10〜20cmの扁平な豆果ができることも特徴です。 ネムノキは、庭木や街路樹として利用されます。また、その美しい花や葉の形状から、観賞用としても人気があります。しかし、外来種であるため、自然環境への影響に注意が必要です。 ネムノキの起源は、アジアの南西部にあるとされています。主にイランから中国南部にかけての地域に自生しており、古くから広く栽培されています。 日本には、江戸時代初期に中国から伝わったとされており、葉が眠るように夜に閉じることから「眠りの木」という意味を込めて「ネムノキ」と名付けられました。また、学名の「Albizia julibrissin」は、イタリアの博物学者フィリッポ・デル・アルビジが18世紀にヨーロッパに紹介したことにちなんで名付けられています。

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花言葉

ネムノキの花が夜に咲くことから、夜の静けさや秘密めいた雰囲気を連想させることから、「秘密の恋」や「夢見る恋」「友情」といった花言葉が付けられたとされています。 代表的な花言葉である「秘密の恋」は、これは、ネムノキの花が夜に咲くことで昼間の暑さや強い日差しを避け、夜間の涼しい時間帯に花を咲かせることで、効率的に受粉を行う特徴から生まれたと考えられるでしょう。

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ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)の栽培時期・カレンダー

栽培時期・カレンダー

NO DATA

ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)の育て方

水やり

ネムノキの成長期にあたる春から夏の時期は、成長のために水が必要になるだけでなく、土壌が乾燥しやすい時期になるため、こまめに水やりを行ってください。 休眠期に入る秋から冬の時期は、水やりの頻度を減らし、根腐れを起こさせないようにしましょう。 また、ネムノキは排水の良い土壌を好むため、水はけの悪い場所では根腐れの原因となります。水やりの際は、土壌の湿度を確認し、適度な湿り気が保たれていることを確認してください。 さらに、水やりの方法としては、根元に直接水を与えるのではなく、広範囲に散水することで、根が広がる方向にも水分が行き渡るように心掛けましょう。

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土壌・肥料の管理

ネムノキの生育に適した土壌のpHは5.5〜6.5でやや酸性の土壌です。また、排水性の良い砂質や粘土質の土壌を好みます。これらの条件がそろった土壌で育てることで、植物は健康に育っていくことでしょう。 また、肥料は、成長期にあたる春の時期に、8−8−8や10−10−10の比率の化成肥料を与えると、効果的に成長を促すことが出来ます。量は、樹幹の直径1インチ(約2.54cm)あたり50gを目安に与えてください。 また、7月から8月にかけて、リン酸やカリウムを多く含む肥料を与えることで、花の開花を促進できます。この時期の肥料の量は、春と同様の量を与えれば問題ありません。 秋には、11月頃に、窒素を少なく含む肥料を与えることで、冬の寒さに耐える力をつけられるでしょう。この時期の肥料の量は、春や夏と比べて少なめに、樹幹の直径1インチあたり25g程度を目安に与えてください。 肥料を与える際には、樹の根元から少し離して、根が広がっている範囲に散布し、土壌に混ぜ込むようにしましょう。

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日当たり・気温の管理

ネムノキの生育に適切な日照量は1日6時間以上です。日当たりの良い場所を好む植物であるため、日照不足になると、成長が遅くなるだけでなく、最悪の場合、花が咲かなくなることがあります。 ただ逆に、日差しが強すぎると葉焼けが起こることがあるため、炎天下を避けるようにしましょう。 鉢植えの場合、日当たりの良いベランダや窓辺が最適な置き場所ですが、直射日光が強い場合は、午後の日陰ができる場所に移動させることをおすすめします。また、風通しの良い場所に置くことで、病害虫の発生を抑えられるでしょう。 ネムノキの生育に最適な気温は、20℃〜30℃で、この範囲内であれば、成長が旺盛で、花もよく咲きます。この植物は寒さに強く、−15℃までの低温にも耐えることができます。しかし、若木の場合は、−10℃以下の気温では枯れる可能性があるため、寒冷地での生育・冬季の寒さには対策が必要になってきます。 また、耐寒性だけでなく、耐暑性もあり、35℃以上の高温にも適応できますが、乾燥には弱いため、土壌が乾燥した状態にならないように、こまめに水を与えるようにしましょう。 最適な気温を保つための具体的な手順としては、冬季には風よけネットや保温材を使って若木を覆い、寒さから守ることが効果的でしょう。また、夏場は適度な水やりを行い、乾燥を防ぐことが大切です。 ネムノキの夏越しの方法は、根腐れを防ぐために水はけの良い土壌を用意して、日当たりの良い場所に置いておく事が効果的です。 冬越しの方法については、特別な対策は必要ありません。ネムノキは耐寒性が強く、日本の冬でも問題なく越冬できます。ただし、若い木や鉢植えの場合は、霜や強風から保護するために、風通しの良い場所に移動させることをおすすめします。

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ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)の上級者向け育て方

剪定の方法

ネムノキの樹形を整えたり、枝の折れやすさを防ぐために剪定を行う事がありますが、基本的には選定の必要がない植物ではあります。もし剪定や切り戻しを行うのであれば、適切な時期と適切な方法を守るようにしてください。 ネムノキの剪定や切り戻しは、樹液の流れが緩やかで、傷が治りやすい時期になる冬から春にかけて行います。この時期は、葉が落ちているため、枝の構造が見やすく、剪定しやすい状態にあります。 剪定の手順は、まず枯れ枝や病気の枝を取り除きます。次に、他の枝と交差している枝や、内側に向かって伸びている枝を切り戻してください。これにより、枝同士の摩擦を防ぎ、風通しを良くし、病気の予防にもつながります。 最後に、全体のバランスを見ながら、適度に枝を間引き、樹形を整えましょう。剪定後は、傷口に消毒剤を塗布し、感染症の予防を行ってください。

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鉢植えの方法

ネムノキは、春から初夏にかけて植え付けを行うと良いとされています。植え付けの際は、根腐れを防ぐために水捌けの良い土壌を選び、日当たりの良い場所に植え付けましょう。 また、事前に種子を水に浸して膨らませることで、発芽率が向上するので、可能であれば行なっておきましょう。種子を1cmほどの深さに植え、発芽まで湿った状態を保ってください。 植え替えは、苗木が成長し根が鉢いっぱいに広がった時に行います。新しい鉢に移す際は、根を傷つけないように注意しましょう。 種子を収集する場合は、秋に実が熟すのを待ってから行います。

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増やし方

植物には、様々な繁殖方法がありますが、ネムノキの場合は一般的に種子播種、挿し木、株分けなどを用いて繁殖を行います。その中でも、挿し木による繁殖は、成長が早く、品種の特性を保ちやすいため、初心者は、挿し木による繁殖を選ぶと良いでしょう。 挿し木の手順は、春から夏にかけて、切り口を斜めにして、新しい枝を10〜15cm程度の長さに切り取ってください。そうすることで、水分の吸収が良くなります。 切り取った枝の下部の葉を取り除き、上部の葉は半分程度に切り詰めましょう。これにより、水分の蒸散を抑え、根が出やすくなります。 挿し木用の土に、切り取った枝を挿します。土は、腐葉土と砂を1:1の割合で混ぜたものが好ましいです。 挿し木をした鉢を、半日陰の場所に置き、土が乾かないように水やりをしましょう。根が出るまでは約1ヶ月程度です。 根が出たら、鉢を日当たりの良い場所に移し、徐々に日光に慣らしていきます。

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病害虫対策

ネムノキは特に、アブラムシやカイガラムシ、ハダニ類がよく発生し、葉や枝に被害を与えます。また、ウイルス病にも感染する可能性があるので、植物の生育には注意が必要です。 害虫の発生を防ぐためには、適切な時期に殺虫剤を散布することが効果的です。 また、ネムノキはキノコ類による病気にも感染しやすく、特に根や幹に発生する根腐れ病や幹腐れ病が問題となります。これらの病気は、樹勢の弱ったネムノキに発生しやすいため、適切な水やりや施肥、剪定などで樹勢を維持しましょう。 ウイルス病に感染したネムノキは、葉の色が変わったり、葉が小さくなったりすることがありますが、ウイルス病に対する特効薬はありません。ウイルス病に感染したネムノキは、他の植物への感染を防ぐために早めに処分することが望ましいです。

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ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)の分布地図

分布・生息地

ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)の毒性

人や動物への健康効果

edible
不可
毒性
なし

ネムノキは、人体に対する毒性はほとんど報告されていませんが、稀に花粉によるアレルギー反応を引き起こすことがあるため、注意が必要です。 葉や樹皮には鎮静作用や抗酸化作用があるとされ、漢方薬や民間療法で利用されてきました。また、ネムノキの樹皮は利尿作用があり、むくみや高血圧の改善に役立つとされています。 葉や樹皮を煎じてお茶にしたり、エキスを抽出してサプリメントにして、利用されることもあります。ただし、効果や安全性については十分な研究がされていないため、使用には注意が必要です。また、妊娠中や授乳中の女性は使用を避けるべきでしょう。

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犬や猫への影響

ネムノキ(Albizia julibrissin)は、犬や猫に対して毒性を持つ植物です。特に、樹皮、葉、花、種子などの全ての部位に毒性があります。 ネムノキの部位を摂取すると、嘔吐、下痢、腹痛、過呼吸、昏睡、痙攣などの症状が現れることがあり、重篤な場合には、肝臓や腎臓に障害を引き起こすことがあります。 ネムノキの苗や種を購入する際は、犬や猫がアクセスできない場所に植えるか、飼い主が十分に注意して管理することが重要です。

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ネムノキ(合歓木) (Albizia julibrissin)のQ&A

  • ネムノキの「サマーチョコレート」について詳しく教えてください

  • ネムノキのおすすめの選び方はありますか?

  • ネムノキは庭木として適していますか?

  • ネムノキとエバーフレッシュの違いについて教えてください。

  • ネムノキに似た木としてどのようなものがありますか?

  • ネムノキとオジギソウにはどのような関連性がありますか?

  • ネムノキを盆栽として育てる方法を教えてください