テツカエデ(Acer nipponicum)は、日本固有のカエデの一種で、特に山地や森林の中に生息しています。 高さが10m程度に成長し、幹は灰褐色で、若い枝は緑色をしています。葉は5つの深い裂け目があり、鋸歯状の縁を持つことが特徴的です。 葉の色は鉄色で、テツカエデの名の由来となっています。秋には美しい紅葉を見せ、独特の形状も相まって、庭木や公園の樹木として人気があります。 育てる上での難易度は、中程度です。適切な水分と日光、そして排水性の良い土壌が必要です。また、寒さに強いですが、強い風や乾燥には弱いため、冬は適度に風通しの良い場所に置きましょう。 テツカエデは、春に黄緑色の花を咲かせ、その後、翼を持つ種子ができます。これらの種子は、風に乗って広がり、新たな生育地を見つけます。
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