トネリコバノカエデは、北アメリカを原産とする落葉性の広葉樹の一種です。別名をネグンドカエデともいいます。 花時には黄緑色の小さな花を多数咲かせるのが特徴です。一見地味な花ですが、まとまって咲く様は素晴らしい景観を作り出します。 品種によって花の色や形、葉の形状が異なる変異もあるようです。 名前の由来は、葉がトネリコの形に似ていることからきています。葉は5枚の小葉からなる掌状になっていて、非常に特徴的です。 比較的育成が容易な種類で、日当たりの良い場所なら寒冷地を含めた日本各地で育てることができます。 秋になると赤く熟した翼果という果実ができ、風にのって種子が運ばれます。 特徴的な葉や花の姿、育成のしやすさから、トネリコバノカエデは公園や庭園によく植えられる広葉樹の一つとなっています。
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