クロマメノキは、日本各地の湿原や山地の湿った環境に生育する常緑低木です。学名はVaccinium uliginosumで、沼地や湿地を意味するラテン語に由来します。 この植物は、6-8月にかけて径5-10mmの白色の小さい花を咲かせます。花序は散形花序で、個々の花は釣鐘状で萼片は4裂し、白色の花冠が可憐な印象を与えます。花期にはさわやかな香りが周囲に広がります。 クロマメノキには、北米やヨーロッパに分布する変種が存在し、葉の形態や生育環境が異なります。日本産のものは湿原や湿地に生育するのが一般的です。 実は直径5mmほどの球形で、熟すと黒紫色に色づきます。酸味を伴う甘みが特徴的で、ビタミンCやポリフェノールを豊富に含んでいます。 クロマメノキは育成が容易で、湿度を保つことが重要です。日照不足に注意し、適度に明るい場所で栽培するのがよいでしょう。
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