ハリエニシダは、北半球の温帯から熱帯に広く分布する樹木です。刺のある枝を持つことが特徴で、英語ではゴーズやグロースなどと呼ばれます。 黄色の花をつけることから、春先には明るい黄色の花が咲き誇り、遠くからでも見つけやすい植物です。花は蜜を分泌するため、チョウやハチなどの昆虫を引き寄せます。また実は豆果で、熟すと弾けて種子が飛散します。これにより広範囲に種子が散布され、分布を広げていきました。 街路樹や生け垣として利用されることも多く、public gardenなどの都市公園でもよく見られます。鋭い棘があるため、柵の代わりとなり、人や動物の進入を防ぎます。また、乾燥に強く、痩せた土地でも生育できるため、土壌保全にも役立ちます。 花壇やロックガーデンでも人気があり、黄や赤など様々な花色の品種が作出されています。ガーデニング愛好家に広く親しまれている植物といえます。
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