ツタウルシは、日本各地に自生する落葉低木です。別名をカミツタ、ヌレボノツタなどともいいます。 ツタウルシの高さは1メートルほどになり、葉は羽状複葉で鋸歯があります。葉の表面には光沢があり、裏面は白っぽく見えます。この特徴的な葉の形と色は、ツタウルシの識別点となります。 ツタウルシの原産地は東アジア。日本では山地や林の周辺に自生しているのを見ることができます。中国や朝鮮半島にも分布しています。 花期は5-6月で、小さな緑色の花が枝の先端に円錐花序を作ります。周囲を雌花が取り囲む中、花序の先端に雄花が咲き誇ります。 直径3ミリほどの実は熟すと黒くなり、鳥に食べられて種子が運ばれます。 皮膚に触れると、ウルシオールという有毒成分でかぶれを起こします。触れたらすぐに水洗いする必要があります。 日本では比較的一般的な植物で、山や公園などで出会うことがよくあるでしょう。栽培もしやすく、庭先やベランダで育てることもできます。
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