サルカケミカン(Toddalia asiatica)は、葉は互生し、3小葉からなる複葉で、小葉の縁には鋸歯があります。また、葉柄や茎には小さな棘があります。 花期は春から初夏で、黄色い小さな花を咲かせます。花は散形花序で、花弁は4枚で構成されています。 果実は球形で、直径約1cmほどの小さな果実をつけます。果実は熟すと黄色からオレンジ色に変わります。 サルカケミカンの起源は、東アフリカからインド、中国南部、東南アジアにかけての広範囲にわたります。 日本では、沖縄県を中心に自生しており、琉球列島の固有種とされています。また、サルカケミカンの名前の由来は、その枝がサルの尾のように曲がっていることから、サルカケ(猿懸)と呼ばれるようになったとされています。さらに、果実がミカンに似ていることから、ミカンも名前に加えられました。
0
0