ハシゴシダは、日本固有のシダ植物の一種です。学名はThelypteris glanduligeraで、葉の形状が階段のように重なっていることから、ハシゴシダと呼ばれています。 この植物は、高さがおよそ30から60センチメートルの小型のシダで、葉には鋸歯があり、微細な毛が生えています。触感はやわらかく、羽状に切れ込んだ形状が特徴的です。 ハシゴシダは、日本の山岳地帯や湿地などを原生育地としていて、特に森林内や湿った岩の上でよく見られる種です。国内では比較的一般的なシダの一つであると言えます。 この植物は花を咲かせることなく、胞子嚢と呼ばれる小袋から胞子を生産し、風によって散布され新しい個体を作り出しています。 ハシゴシダは、その美しい緑色の葉から観葉植物として人気があり、日陰でも育つ育てやすい植物です。水やりにもそれほど神経質ではなく、初心者にもおすすめできるでしょう。 装飾目的で、庭先や室内で育てられることが多く、小型のためスペースに制約がある場所でも育成可能です。
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