マヤプシキは、熱帯地方のマングローブ林に生育する木本植物です。 学名はSonneratia albaで、別名にハマザクロ、マヤプシギ、オオバナヒルギがあります。 特徴としては、直径5センチほどの大きな白色の花と、熟すと赤くなる食用の実をつけます。 塩分濃度の高い環境を好むため、海岸近くの河口域などでよく見られます。 マングローブ林では比較的育てやすい植物の1つで、種子からでも繁殖できます。 生態系においては、花が蜜を集める昆虫や鳥のエネルギー源となるなど重要な役割を果たしています。 属名のSonneratiaは、18世紀にマヤプシキを含む多くの植物を発見したフランス人植物学者ピエール・ソネラティにちなんでいます。 同属の種にヒメマヤプシキ、オオマヤプシキなどがあります。 美しい花と実から、マヤプシキは庭園や公園でも人気の植物です。
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