ヤンバルナスビは、学名をSolanum erianthumといい、日本の南西諸島に自生している常緑の低木です。沖縄県の八重山諸島が原産地で、亜熱帯の気候に適応した固有種です。 この植物は、高さが約2mになる低木で、葉は光沢のある長楕円形です。葉の裏面には毛が生えていて、縁には鋸歯があります。 夏から秋にかけて、美しい紫色の花をつけます。花には5枚の花弁があり、集散花序に複数の花が咲きます。白やピンク色の花もある変種が存在します。 実は球形で直径1cmほど。熟すと黄色くなりますが、苦味が強いため食用には適しません。 栽培は容易で、日当たりの良い場所で育てればよく成長します。寒冷地でも耐寒性があるので、北海道などでも栽培可能です。
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