テリミノイヌホオズキ(Solanum americanum)は、一年草で、日本では主に沖縄県や九州南部に分布しています。また、世界中の熱帯・亜熱帯地域に広く分布していることが特徴です。 茎が直立し、高さは30-120cmに成長します。葉は互生で、卵形から楕円形、縁に鋸歯があり、長さは4-12cm、幅は2-6cm程度です。花は白色で、直径1cmほどの5弁花が咲き、果実は直径5-10mmの球形で、熟すと黒色になります。 テリミノイヌホオズキの起源は南アメリカとされています。古代アンデス文明の時代から栽培されていたとされ、その後、ヨーロッパやアフリカ、アジアへと広がっていったようです。 そのため、現在では、原産地である南アメリカだけでなく、世界中の熱帯・亜熱帯地域に広く分布しています。特にアフリカ大陸やオセアニア地域においては、古くから栽培されていると考えられているようです。 また、別名「アメリカンブラックナイトシェード」とも呼ばれており、アメリカ大陸で分布していることからこの名が付けられたとされています。 なお、日本においては、江戸時代に渡来したとされており、その後全国各地に広まりました。主に沖縄県や九州地方で栽培されていますが、野生化したものも各地で見られます。
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