「タカネバラ」は、日本固有のバラの一種です。名が示す通り、高山に自生することから名付けられました。 学名は「Rosa nipponensis」です。 原産地は日本で、特に本州の中部から北部・四国・九州の標高1000m以上の高山帯に分布しています。 その生育地から、「高嶺の花」とも形容される植物です。 樹高はは1m程度です。茎には鋭い棘があり、5-7枚の小葉からなる羽状複葉です。 6月から7月に、直径約5cmのピンク色の花を咲かせます。 花弁は5枚で、中心部には多数の黄色い雄しべあります。 秋には赤色の果実がつき、直径1-2cmと小さめです。そのため鳥類の食物となるようです。 耐寒性が高く、日当たりと水はけの良い場所を好みますが、高山植物のため、平地での栽培は難しいようです。 タカネバラは、その美しさと希少性から、自然愛好家にとって特別な存在です。
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