ヤシャビシャクは、日本各地の山間部を中心に自生している落葉低木です。別名をオオバヤシャビシャクと言います。高さはおおよそ1メートルほどにまで成長します。 名前の由来は、実の形状が鳥の糞に似ていることからきていると考えられています。実には赤や黄色などの色合いがあり、熟すと鳥に運ばれて種子が広がるのを助けているのです。 ヤシャビシャクの花は小ぶりでさりげないピンク色をしています。 しかし、春先から初夏にかけて一斉に咲くと、木全体が華やかな様相を見せます。 この植物は、高山地帯や湿原などの厳しい環境に生息しているため、非常に強健な性質を持っています。寒さや湿気にも負けず、野生の状態で生き延びています。 ヤシャビシャクは、鑑賞用として庭園や公園に植えられることもあります。育て方はそれほど難しくなく、日当たりと湿度に注意すれば育てられます。耐寒性もあるので、冬でも枯れにくいのが特徴です。
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