サカイツツジ(Rhododendron lapponicum)は、常緑低木で、高さが20−50cm程度と小型で、葉は楕円形で縁に鋸歯があります。 葉の表面は濃い緑色で光沢があり、裏面には銀白色の毛が密生しているため、美しいコントラストが見られることも特徴です。 サカイツツジは、春から初夏にかけて、紫色やピンク色の小さな花を咲かせます。 花は直径約1cmで、放射状に5枚の花弁が広がり、中心部には黄色い斑点があり、花の形は漏斗形で、花冠の先端が反り返っています。 サカイツツジの起源は、北半球の寒冷な地域にあり、主にヨーロッパ、アジア、北アメリカの亜寒帯から寒帯にかけての地域に分布しています。 この植物は、日本では北海道や本州の高山帯に自生しており、特に日本の北海道や本州の高山帯では「サカイツツジ」という名前で親しまれています。また、北欧やロシアのラップランド地方にも分布しており、学名の「lapponicum」はラップランドが由来として名付けられました。
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