ラフレシアの原産地はインドネシアの熱帯雨林で、世界最大の単独の花を持つ植物です。 最大で直径1mにも達する花は、鮮やかな赤色で、5つの大きな花弁から成り立っています。しかし、その美しい外見とは裏腹に、強烈な腐肉のような臭いを放ち、昆虫を引き寄せて受粉します。この特徴的な花と臭いから、地元では「腐肉の花」とも呼ばれているのです。 ラフレシア・アルノルディという種類は、ラフレシアの中でも最も大きな花を咲かせます。この種の名前は、19世紀のイギリスの博物学者トーマス・アーノルドに由来しています。 ラフレシアは他の植物の根に寄生して生育するため、自身で光合成を行う葉を持たず、茎や根もありません。そのため、育てるのは非常に難しく、特殊な環境が必要となります。 特徴的な生態と美しい花から、多くの人々を魅了し続けているラフレシアですが、その生息地は開発により失われつつあるため、保護が求められています。
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