コチョウラン(Phalaenopsis aphrodite)は、台湾を原産地とするラン科の植物で、一般的に高さ30cm程度の大きさで、厚みのある葉は20cm程度の長さです。学名は「愛の女神」を意味し、その美しい花にちなんでつけられました。 開花時期は冬~春で、一株につき5~20輪程度の白い花が咲きます。花の直径は約8cm、中心部には黄色い模様があり、花弁は丸みを帯びています。 その美しさから観賞用として人気のコチョウランは、品種改良が頻繁に行われています。花持ちの良い大輪の品種が特に好まれるようです。 日本の室内環境でも比較的育てやすい植物とされていますが、湿度を保ち、直射日光を避けることが大切です。 また、コチョウランの主な繁殖方法は、栽培下での人工授粉です。ほとんど実をつけることがないので、自然環境下で実を観察するのは困難でしょう。
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