パッションフルーツの原産地は南アメリカのブラジル、パラグアイ、アルゼンチン北部とされています。学名は「Passiflora edulis」です。この名前は、16世紀のスペインの宣教師が、花の形状をキリストの受難(Passion)に見立てたことが由来です。 花は直径7-10cmと大きく、白と紫の美しい色合いを持ちます。その美しさから観賞用としても親しまれています。 果実は直径6-8cmの球形で、熟すと黄色から紫色に変化します。 果実の中には、覆う黄色い果肉とそれに覆われた黒い種子があり、その酸味と甘みが特徴的で美味しいので、飲食品やデザートに利用されています。 黄色い果実をつける「黄金パッションフルーツ」や、紫色の果実をつける「パープルパッションフルーツ」などの品種があります。 日当たりと排水性の良い土壌を好みます。耐寒性は弱く、冬季は5℃以上を保たなければなりません。
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