キダチタバコは、南アメリカ原産で、日本では野生化しています。タバコの一種ですが、葉にはニコチンが含まれていません。 学名は「Nicotiana glauca」です。「glauca」は、ラテン語で「青白い」を意味し、葉の色を表しています。 和名では、大きく立ち上がることから「木立ち」と名付けたと考えられます。 草丈は2-4mにもなり、大型の植物です。葉は長楕円形で、長さ10-20cm、幅2-4cmほどの大きさをしています。葉の表面はつやがあり色は青緑色、裏面は白っぽい粉をふいたような質感が特徴的となります。 花は筒状をしており長さ約5cmほど、黄色がかった緑色です。春から秋に花期を迎え、花は上向きに咲きます。 果実は卵形で長さ約2cm、中には細かい種子がたくさん入っています。 種子が風に乗って広がりやすく、野生化しやすい性質を持っています。 耐寒性があり乾燥にも強いので、育てやすいでしょう。 ですが、有毒なので取り扱いには注意してください。
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