ツシマヒョウタンボク(Lonicera fragrantissima)は、日本では主に寺院や庭園で栽培されている落葉低木です。日陰にも強く庭木や生け垣として利用されることが多いです。ツシマヒョウタンボクは、その美しい花と強い香りから庭園植物として人気があります。 花期は1月から3月で、枝先に直径1.5cmほどの白い花を咲かせます。花は非常に香りが強く、その香りは遠くまで広がるでしょう。 葉は対生し、長さ3-6cm、幅1-3cmの楕円形で、縁には鋸歯があります。葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は灰緑色です。 直径6〜8mmほどの赤い液果の果実は、鳥によって広がり分布が拡大します。 ツシマヒョウタンボク(Lonicera fragrantissima)は、起源である中国で古くから栽培されてきました。中国の文化や歴史とも深い関わりがあり、古代中国の詩や文学作品にもその名が登場します。中国では「金銀花」という名前でも知られており、その名前は花の美しさや香りの良さを表しています。 ツシマヒョウタンボクは、日本には江戸時代に伝わりました。主に九州地方の対馬に自生しているため、日本では「ツシマヒョウタンボク」という名前で呼ばれています。また、英語圏では「Winter Honeysuckle」という名前で知られており、その名の通り、冬に咲く花が特徴的でしょう。
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