イトハユリ(Lilium pumilum)は、主に中国北部やモンゴル、朝鮮半島、ロシア極東部などの地域に自生しています。日本では、北海道や本州の一部地域で見られるでしょう。 この植物は、高さ30-60cm程度に成長し、細い茎に線形の葉が互生するのが特徴です。また、花期は6-7月で、茎の先端に直径約5cmの鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。 イトハユリの花は、6枚の花弁が後ろに反り返るトランペット形状をしており、黒い斑点が散らばっており、その美しい姿から、庭園や花壇で栽培されることも多く、観賞用として人気があります。 主に中国北部~モンゴル、朝鮮半島にかけて分布しているイトハユリですが、その学名「Lilium pumilum」は、ラテン語で「小さなユリ」を意味します。これは、イトハユリが他のユリ属の植物に比べて小型であることに由来しているでしょう。また、日本名の「イトハユリ」は、細い葉が糸のように見えることから名付けられました。
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