ナナミノキ(Ilex chinensis)は、中国を中心に東アジアの広い範囲に分布しており、日本では、九州から沖縄にかけて自生し、特に温暖な地域でよく見られます。モチノキ属に属する常緑小高木で、観賞用として庭木や生け垣に利用されることが多いです。 葉は厚くて光沢があり、縁に鋸歯があるのが特徴です。また、葉の形は楕円形から倒卵形で、長さは4-10cm、幅は2-4cm程度となります。 ナナミノキは雌雄異株で、春から初夏にかけて白い小さな花を咲かせ、雄花は花序が総状で、雌花は単生し、花柱が1本であることが特徴的です。 秋には赤い実がなり、直径6-8mmの球形で、鳥類によって種子が広がります。また、ナナミノキの樹皮は薄くて灰褐色で、若い枝は緑色です。 ナナミノキ(Ilex chinensis)の起源は、主に中国南部から東南アジアにかけての地域にあります。 この植物は、モチノキ科に属し、別名「チャイナホリー」とも呼ばれ、日本では、主に九州地方から琉球列島にかけて自生しており、日本名の「ナナミノキ」は、葉の形状が七つの先端があることに由来しています。 その起源や由来に関する具体的な記録や文献は少なく、詳細は不明な点が多いです。
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